興味深い殺人事件 vol.1

 

「ブラック・ダリア事件」 1947.1.15

ハリウッドを夢見ていた女優の卵、エリザベス・ショート(22)が殺害された事件。

※もっと過激な切断写真を載せたかったのですが、アメブロは規制が厳しく難しいみたいです、気になる方はググって見てください

 

遺体は、胴体を真っ二つに切断(直接の死因とされている)、
胃からは誰かの排泄物が見つかり、膣と肛門には切り取られた太股の肉が詰め込まれ、口は耳まで切り裂かれ、体内の血は全て抜かれていた。

彼女は膣が発育不全で性交が不可能だったが、男性から好意を持たれることが多く、彼女に恨みを持つ人も少なくなかったようだ。

 

私がこの事件にとても興味をそそられるのは、

死体や殺害に、時間や手間がかかっているから。

殺人の動機で最も多いのが嫉妬や憎悪だとされているのだが、それにしてもなかなかここまで時間や労力をかけることは難しいのではないか。

彼女のことが憎くてたまらなかったのか、それともただの興味で無惨な殺し方をしたのかは分からないが、どちらにせよ物凄い愛を感じる。

だからこんなにもこの死体は魅力的なのかな…。

 

「食人鬼 アルミン・マイヴェス」 2001.3

 

人を食べてみたい願望を抑えられず、食べられたい願望の男性をネットで募集して自宅に招いたアルミン・マイヴェス。男性にお酒を飲ませ、合意の元、彼の男性器を生きたまま切断。軽く味付けしたあと、二人でその男性器を食べた。

(その後、男性はあらゆる部位を切断され死亡。アルミンは冷蔵保存しながら少しずつ肉を食べていた)

アルミンによると、男性器は海綿体なのでなかなか噛み切れなかったそう、

これとても分かる、私も牛のペニス食べたとき噛み切れなくて飲み込んだから。

 

カニバリズムは、本当に興味深い。奥が深い。

カニバリズムは禁忌で、非現実的で、倫理に反する、だけどとても魅惑的なものだと思う。

人間の肉を食べてみたいなと少しでも思ったことがある人は少なくないはず。

それを実行に移すか移さないかは、精神が保たれているか、倫理観があるかないかのただそれに尽きる気がする。犯罪を犯す犯さないの境目って、結構曖昧なものなんじゃないかな。

(以下、私麗庭リリのHPより抜粋)

 

”私がカニバリズムに興味を持つようになったのは、

小学生の頃に読んだ、小説「ひとめあなたに…」(著:新井素子)がきっかけです。

この小説には、明日世界が終わると知り、

旦那の身体の一部をシチューで煮込み食べてしまう、そんな女性が描かれています。

なぜ彼女は、好きな人の肉を食べたのでしょうか?

身体の中に取り入れたいから?

ひとつになりたいから?

味わってみたくなったから…?

この女性の行動は、一つの愛の形だと感じました。”

 

これからの人生、運命的な出逢いを果たして、

自分の肉を食べられたい、もしくは相手の肉を食べたいと思うような女性や男性に巡り逢えるかもしれないけれど、

とりあえず今のところ、私の中でカニバリズムは美しい夢であって、

カニバリズムの作品を制作することで、物凄く「私」というもののバランスが取れているような気がする。

 

麗庭リリ

HP    http://reibariri.jimdo.com/

twitter    @reibariri

 

この記事を書きながら、大好きな漫画を思い出した。

 

「NOTHING WILL BE AS IT WAS」

大友克洋自選作品集・1『ショート・ピース 』収録 1984初版

 

主人公が殺人を犯してしまったところから始まり、

どのように死体を遺棄するかを描いた物語。

まず死体から血を抜き取り、ノコギリで切断、

冷蔵庫を買ってきて保存しつつ食べることを決断する。

 

 

いつ読んでも素敵な漫画だなぁ。