ホロスコープにおけるオーバーロードとは、ひとつの星座(サイン)に天体が集中している(3つ以上)状態を言って、その特定のサインが強調されるんですね。

 

特にそのサインに太陽・月・ASCやMCが含まれると、そのサインはより強力になってオーバーロードサインと言われます。

 

一方、公転周期の遅い木星・土星・天王星・海王星・冥王星などは、その世代の人たちがみんな同じ星座なので特に重要視しません。

 

 

ところで、ステリウムとオーバーロード、似ているので何が違いなのかわからなくなりますよね。

 

ここで簡単に整理すると、ステリウムは5~6度以内に3つ以上の天体が集まっていること(違うサインでもOK)が条件でアスペクトやハウスの意味が重要になり、オーバーロードは1つの星座(サイン)に3つ以上の天体が入っていることが条件で星座(サイン)の意味が重要になります。

 

オーバーロードは12サインのうちの特定の星座(サイン)が強調されるので、その星座(サイン)のポジティブな面もネガティブな面も同時に現れてきます。

 

出来ることならば、やはり、その星座(サイン)の力をうまく使いこなしてポジティブな強力パワーを発揮したいものですね。

 

そもそも、オーバーロードはその星座(サイン)が極端に偏っている状態ですから、バランスを取るために、その反対の星座の性質を意識的に取り込んで活かすことが大切になるわけです。(牡羊-天秤、牡牛-蠍、双子-射手、蟹-山羊、獅子-水瓶、乙女-魚)

 

ちなみに太陽星座とオーバーロードの星座が違う場合は、太陽星座よりオーバーロードの星座のほうが特徴面で際立つものになります。

 

私はホロスコープにステリウムもオーバーロードもないのですが、やはりステリウムやオーバーロードがある人は陽極まって陰となるとか、陰極まって陽となるなど、その振り幅はかなり大きなものがあるわけで、生まれ持つエネルギーも消費するエネルギーも大きいんですね。

 

やはり、物事はすべてバランスの上に成り立っているものですね~。