脳転移② | ある日突然主人が小細胞肺がんになりました

ある日突然主人が小細胞肺がんになりました

2022年6月に小細胞肺がんと診断され、苦しい治療にも最後まで諦めず頑張った主人の事を書いていきます

来世でも会いたい

朝まで不安と恐怖と何とも言えない気持ちで過ごした

朝7時前に主治医が慌ててやってきて主人の姿を見て固まってる「数日の間に急変するなんて…早すぎる すみませんすみません」と言いながら涙を拭いていた

私は主治医に「治りますか?」と聞いても「24時間浮腫を取る点滴をしてますから。頑張ります」と涙を拭きながら何回も「頑張ります」と言っていた

泣いてるし「治りますよ」の言葉を言ってくれない
ますます心は絶望でいっぱいになった

その後、放射線の先生も部屋に来てくれたが主治医と同じで急変の早さにびっくりしていた

主人の状態は変わらず点滴のポンプを見てブツブツ何かを言っている 名前を呼んでも反応なし 体動あり

この日の夜は、娘が交代で泊まってくれた
私は不安なまま夜10時頃家に帰った
娘も寝れず定期的にラインして様子を教えてくれたが、主人の様子は全く変わりなかった

でも、次の日の朝6時頃娘から電話がなり、慌てて電話に出るとビデオ通話になっていて、主人が元に戻っていた

主人が私に心配かけてごめんな。
もう大丈夫やけん 

あーよく頑張ったね よかったよかった
電話越しに大泣きした


昼頃病院に行き主治医と話し、主治医もホッとしました 完全に浮腫がなくなるまで点滴は続けます
脳への放射線も予定通り行います」

よかったよかった
これで主人は元に戻ってくれる
嬉しかった


主人は、頭がおかしくなった時恐怖に支配されていたらしい
頭の中がごちゃごちゃになって怖くてたまらなかったと言っていた

脳は怖い
本当に脳は怖いと思った

その後、放射線治療を2週間土日以外は毎日して無事終わって退院した
効いてくるのは数ヶ月からとの事だった


仕事はもう無理と本人も自覚したみたいで、7月から11月まで休職して傷病手当を貰う事になった
主人は、今まで仕事人間で会社に泊まる
事もあり心配してたので休むと決心してくれた事が物凄く嬉しくて、体を休めて好きな事をしてゆっくり毎日を過ごそうねと話した

何回も言うが脳は本当に怖い

優しかった主人が怒りっぽくなりすぐイライラするようになって暴言を吐くようになった
脳は人格を変えると聞いた事があるけど、本当だった

怖かった