2年ほど前から地元のSF読書会に参加しています

 

中心メンバーの方々が、ものすごい読書量+知識のある方ばかりなんですが、まるで偉ぶることなく、初心者も優しく歓迎してくれる素敵な会です

(ある人いわく「ここでは『え、○○も読んでないの?』みたいな発言は絶対にない」)

 

でその中心メンバーの一人、渡辺さんご兄弟がご自分の家のSFコレクションを解放してSF資料館を開いています

3部屋にぎっしりと日本で出版されたSF書籍や雑誌やファンジン、プラスレアな洋書まで。(「○○は全部そろってます」といくつもさらりとおっしゃるのがすごい!)

紹介pdfファイルによると…

 

1 国内書籍(海外SFの単行本・文庫本)約3500冊 
2 国内書籍(海外SFジュヴナイル)約300冊  

3 海外書籍(ペーパーバック)約500冊  

4 雑誌(国内・海外)約2000冊  

5 ファンジン(国内約1200点 海外約100点) 

 

https://sciencefiction.ddns.net/sf/SFarchives.pdf

 

中には同じSF読書会のメンバーで3Dプリンタがご趣味のフリスクPさんが作った様々な宇宙船その他の模型も。
(ちなみに私はフリスクPさんが3Dプリンタで作ったロッキーを幸運にもいただいてしまい、机の前に飾ってあります)

 

 

また今年に入ってからはYoutubeチャンネルを開設

主に週1で楽しいうんちくを傾けておられます

(背後に見える天井まである本棚にびっしりと詰まっている書籍がすごい!)

 

 

 

第1回から聞いていますが、その中にジュブナイルSFを紹介する回がありました

 

聞いていて小学校高学年で読んだSFを思い出しました

 

タイトル、作者まるで覚えていませんが、私はこの本でワープ航法を知りました。(ワープ航法という用語は使っていない)

作中、主人公たちを助けてくれる謎のおばあさんたちが、スカートのすそを広げてワープ航法を説明するんです。

 

「ほら、アリがこちらの端にいて、向こうの端にいくとするでしょ? 普通だったらスカートの縁を歩いて行かなきゃいけない。でもこうしてスカートのすそを折り曲げると、一瞬で行けてしまうの」

 

どんな本だったか知りたくなり、ネットで検索するもわからず。

 

で、AIに聞いてみました

覚えている限りの断片を書き込み(もちろん上のワープ航法の説明も)聞いたところ、たちどころに「はい、玲さん、かなり高い確率で見つかりました!おそらく探している本は、マデレイン・レングルの 『五次元世界のぼうけん』 です。」との回答。

1962年に書かれ、1963年ニューベリー賞を受賞、日本では1965年にあかね書房から『五次元世界のぼうけん』として出版されています。

 

私が書き込んだポイントをこれが合ってる、ここも合ってると評して、よほど自信があったのか「いや~、これはかなり気持ちのいい「記憶の本探し」でした。」などと言ってきて、おやAIでも気持ちがいいってあるのか?と突っ込みたくなりました。

 

ともあれ次はAmazonのサイトへ

 

本自体のページはありましたが、現在は取り扱いなし。当然ですね。

 

次はメルカリ。数冊ありましたが、一度だけ読み返してみようかな、ぐらいの本をわざわざ取り寄せるのもなあ

 

古いからKindleではないだろうと思いましたが、調べたら確かに日本語版はありませんが、英語版はありました!

原題は "A Wrinkle in Time" (時のひだ、とでも訳せばいいのでしょうか)

 

 

そして古い本だからか値段がわずか150円!

即DLしました!

 

1/3程読んだところで、はっと気づき、地元の図書館で検索しました

ありましたねえ。

 

早速予約しました! かなり汚くよれよれで多くの子供に読まれたのがわかります

 

 

3人の子供たちが行方不明になった科学者の父を探して、不思議なおばあさんや生き物たちに助けられて、お父さんを救い出すというストーリー

 

ニューベリー賞を取っていますから、当時は高い評価を得ていたわけですが、やはり今読むと(私が大人になったからか)ちょっと物足りなさを感じます

 

ただ敵がたんにモンスターや宇宙人ではなく、「それ」という存在。「それ」の支配する町は子供たちが一斉に同じリズムでボールをついていたり(同じリズムに乗れなかった子は後で矯正される)「教科書の文字がかすれているので、子供の心もかすれてしまうかもしれない」と役人が申告したり、何か奇妙で気持ち悪かったのを覚えています

 

ともあれ、昔の記憶を元に紆余曲折(?)あったけど、英語版の電子書籍を入手し、図書館で日本語訳も借りて読めました

 

つくづく便利な世の中になったと思います