ブログの更新が滞っていました。
最近どんなことがあったか、まとめたいと思います。

全日本ロードレースは、D;REX Racing Team Triumphのマネージャー兼広報として、ST600のレースがある5戦はチームに同行して、全日本を回っています。元々は、豊田選手からバイクを習いたくて入会したD;REXのサーキットライフサポーツのサービスですが、やはり先生に習うと上達が早く、モータージャーナリストとしてバイク専門誌でインプレがしたいという念願は叶い、主にビッグマシン誌とヤングマシン誌で呼んで頂けるようになりました。豊田選手からバイクのことを習い、吉岡編集長から原稿の書き方を教わっています。

それに並行して、以前から広告で呼んで下さっていた、ヤマハ発動機のムービーでは、海を越え、海外撮影でアジア向けのムービーにも出演させて頂きました。ロボットかサイボーグか、謎の覆面ライダーRTというキャラクターのライディングシーンとライダー所作の監修をやらせて頂きました。

MOTO Addicts誌では、編集部の好意で125dukeやNSF100で耐久レースに出させて頂いたのも、とても良い練習になり、感謝しています。



今は主には、D;REXでもて耐に参戦しようとCBR250Rで練習をしています。この250のCBR、D;REXが提携するエンジンチューナーT.T,moto高山氏が組んだエンジンなのですが、先日アイファクトリーのECUもテストでき、街乗りで広報車に乗った時はなんて遅いのだろうとびっくりしたのですが、そこからは信じられないくらい速くなっています。これもまたとても勉強になっています。

相棒KTM RC8Rは、友人でありD;REXのセカンドライダー嶋川直宏に貸した所、マシンのセットが彼の走りには及ばず転倒をさせてしまい、現在修復中です。復旧次第、筑波で僕も乗りたいと思います。歪んだ純正ローターをブレンボに交換し、友人の好意で、ようやくキットマフラーのアクラを投入できました。本来はバルタイを調整して圧縮を上げて使うものですが、ノーマルエンジンポン付けで様子を見ています。


他には、DUCATI 1199 Panigale Sを購入しました。次号のビッグマシンで始まる新連載でも触れていますが、ビッグマシンの撮影で国内仕様とフルパワーレーサー仕様に試乗させて頂いて、一発で惚れ込んでしまいました。これはSUGO6耐で走らせようと思います。



先日ageHaで行われたDUCATI NIGHTにご招待頂き、モデルの先輩である山下晃和さんとRENさんと遊んできました。RENさんは実は中免を取得したばかり。今は大型に通っている最中。三人でチームを組んで、バイクを盛り上げようと話しています。詳細が決まり次第、お知らせさせて頂きます。



そして今年は特に海外案件が続いています。昨年まではスケジュールは余裕がありましたが、ありがたいことに今年は休みがなく、とても充実しています。ヨーロッパ、アジア、そしてアメリカに行ってきました。

ちょうど10年前に某社のテレビCMのオーディションに行き、最終選考まで残ったものの、合格の条件が、今すぐにパスポートを用意しなさい、ということで慌てて取得したのを覚えています。それが来年の春で切れてしまうんです。更新に行こう行こうと思っていると、立て続けに仕事があり、そのまま使っています。子供時代、海外に住んでいた頃以来に、スタンプでいっぱいになりそうです。マイレージが貯まるのもすてきなボーナスですね。いつかまとまった休みをとって、バカンスに行こうと思います。



テキサス州オースティンに飛んだのは、GPレジェンドのケビン・シュワンツにインタビューするためでした。ケビンの建設途中の新居で取材をさせて頂きました。伝説のライダーなのに、とても優しくて、すてきなひとでした。ひとつひとつの質問に丁寧に考えてから、ゆっくりと話してくださる方です。

MTVのVJだった頃に、国内外数十組の著名人やアーティストをインタビューしましたが、取材をしやすいひととしにくいひとはいるんです。なるべく話してもらいやすいように頑張るのですが、僕の力不足もあり、逆に心配をかけてしまったこともあったかと思いますが、ケビンはとても話しやすいです。

自分を卑下する事もなく、脚色することもなく、自然体で答えてくださって、とても楽しい時間でした。ますますファンになってしまいました。



帰国し、2014 FIM世界耐久選手権シリーズ "コカ・コーラ ゼロ" 鈴鹿8時間耐久ロードレースで、ケビンと再会しました。昨年はTEAM KAGAYAMAからの参戦でしたが、今年は古巣のYOSHIMURAからの参戦です。

少しだけ取材内容をお話しますと、「昨年はユキオのおかげで表彰台に上がる事が出来て、本当に感謝している。1スティントしか走ってないと随分言われたが、あれはレースの状況からチームにとってベストの選択をしたんだ。その結果、ユキオとノリが頑張ってくれて三位になる事が出来た。二人に負担をかけてしまったが。今年もチームオーダーに従うけど、最低2スティントと聞いている。今年はSUZUKIのMotoGPマシンやAMAのスーパーバイクもテストできたから、いい状態だよ」とケビン。

盤石のハルクプロか、歴史のヨシムラか。
あるいは復活のカワサキか。

Moto2現役ライダーのドミニク・エガーターを招聘した加賀山選手。彼がパドックでとても楽しそうにしながら、きっちりとタイムを出してくるところは、さすが世界の選手だなと思います。芳賀選手との三人体制、こちらも派手なチームですね。全日本SUGOラウンドで優勝して勢い付けるTEAM KAGAYAMAも期待大です。



鈴鹿8耐第二回合同テストで、帰ってきたカワサキ、TEAM GREENからの参戦となった、アジアのスーパースター藤原克昭選手と再会しました。

合同走行の早い段階から290km/hオーバーを記録するZX-10Rは、今最もパワフルなマシンではないでしょうか。

どのトップチームも役者揃いですが、僕が憧れるレーシングライダー像であり、とても華やかでかつ速い藤原選手の活躍に期待です。

ランディ・ド・プニエ選手にも取材させて頂きましたが、藤原選手と上半身裸でレーシングスーツを着る二人を撮影したいのは個人的な趣味です。


さて、バイクのお仕事ばかりですが、合間にファッションのお仕事も少ししています。スケジュールはすっかり逆転してしまいましたが、サーキットで身に付けたことがモデルの撮影で活きるのがとても面白いです。元来、素は臆病で引っ込み思案な性格でしたが、サーキットで鍛えようとしているメンタルが助けてくれる時があります。

喋る仕事は、昨年末のモーターショーでのメルセデスベンツのMCが久しぶり。年明けのモーターサイクルショーでトライアンフのMCでまた久しぶり。

実は一番報告したいことがあるのですが、今月からまたテレビ番組に出演します。

BSフジ 毎月第四土曜日 24:30~25:00で放送される「MotoTV」という新しい番組のナビゲーターとしてお声掛け頂きました。ここ三年ほど集中して一生懸命取り組んできたバイクのご縁ですが、その中でファンの方からモデレーサーと命名頂き、その次のレベルへの挑戦、また集大成として勉強の成果を発揮できる様に頑張ります。

これからも、応援のほど宜しくお願いします。


今年のレース活動は、8月のもて耐、9月の筑波ツーリストトロフィー、10月のSUGO6耐、11月のテイストオブツクバに参戦予定です。それ以降は、YAMAHA YZF-R6と共に、鈴鹿4耐と、筑波選手権に挑戦したい考えです。体制準備中のものもありますが、夢の鈴鹿8耐に向けて走って行こうと思います。

先輩の教えですが、恥ずかしくても夢は口に出さないと叶わないと思っています。

ST600で豊田選手や嶋川選手と同じチームから走りたい、アジア選手権で藤原選手と走りたい、8耐でレジェンドたちと走りたい。

芸能界に憧れて飛び込んだ20歳くらいの頃ならまだしも、32歳にもなると叶えられなかった夢なんてたくさんあるので、そろそろ恥も減ってきました。サーキットは30歳から始めました。諦めない自分になりたくて、僕はバイクを選びました。遅いし、向いてないし、転ぶし、お金はかかるし、でも最高に楽しいです。20歳の自分のために、40歳の自分のために、続ける限りチャンスはある、と証明したいのです。


長くなってしまって知恵熱が出てきたので、コーラの時間です。
引き続き、よろしくお願いします!



=REI=