最近少し通うようになったサーキット。
いつもKUSHITANIでレーシングスーツをお借りして、
ついでに無理を言って
個人的にレーシンググローブまで貸して頂いていた。
だんだんと寒くなり、朝晩はすっかり冬の破壊力。
ウィンターグローブを引っ張り出してきた。
驚いた。
なんとも質の悪い事に！！(笑)
革は汗で疲弊し、割れる寸前で固まっていて、
微妙な操作が利かない。
指先のサイズは悪くないものの、
手のひらで生地が余り、アクセルスロットルと手の間で邪魔をする。
そもそも、ウィンターグローブのくせに、暖かくない。
そして、冬を３～４回乗り越え、もう限界までボロい。
転倒キズでほつれもある。
その某メーカーのグローブの新品当時の性能は思い出せないが、
KUSHITANIのレザーを知ってしまったからには、
もう使えない。
ということで、買い替えました！！
KUSHITANIに乗り換え！！
サーキットで安心して使うことができたグローブ。
公道でこそ、その安心感を買いたい。
富士のエンブレム。
日本一は世界一。
KUSHITANIの革について少しお話ししたい。
レザー製品が劣化する最大の理由は、汗によるダメージ。
汗をかいて、レザーがそれを吸収し、
その汗が乾くときの、レザー自身の水分も一緒に蒸発してしまい、
レザーが乾燥し、伸びなくなり、最後には割れる。
KUSHITANIのレザーは、
レザー自身が本来持っている水分を中に閉じ込め、
それをコーティングする事で、
あとから余計な水分を吸収するのを防ぐ、らしい。
だから、新品当時のレザーの柔らかさが半永久的に持続する。
いつまでも、着やすく脱ぎやすく操作しやすく、着心地良く。
汚れを乾いた布でさっと拭き取るだけで、
オイルを塗込むようなメンテナンスを必要としない。
今回は二種類のモデルで悩んだ。
ひとつはいつもサーキットでつけていて、
信頼しているGPR GLOVES 6。
ひとつは、防寒性能に重きをおきつつも、
レーシーな味わいのあるGPウインターグローブ。
アクセルやブレーキの繊細なタッチを最大限にサポートする、
GPR GLOVES 6をとにかく気に入ってたものの、
防寒性能を優先して設計されていないので、それには欠ける。
その点、GPウインターグローブは手のひらや指先が若干分厚い。
だけども、冬用グローブの中では不安なくらいに薄っぺらい。
世田谷のショップで、相談に乗って頂き、
ひとつのアドバイスで決めました。
「手を閉じている限りは、GPR GLOVES 6でもある程度の寒さを
凌ぐ事は出来るだろうけども、例えばブレーキ操作やクラッチ操作で
指を伸ばすと、そこから冷風が入り込んで寒いかもしれない。
その点、GPウインターグローブは手のひらも守っているので、
繊細な操作面というところで若干劣るところはあるが、冬はこちらです」
はい、信じます(笑)
デザインはGPR GLOVES 6のほうが好きだけど、
実用を優先しました。
真冬の長距離ツーリングで手が凍って、
サービスエリアでバイクから降りようとしても
ハンドルから手が離れなかったことがあった。
もっと悪化していたら、アクシデントもあったかもしれない。
バイク遊びはリスクヘッジして、
どれだけ楽しさというゲインをあげられるか。
自分次第でいくらでもローリスクハイリターン化できる。
ライダーにとっては、特に装備がその環境を大きく左右する。
当人の運転の仕方はもちろんのこと、ですが(笑)
来年は筑波サーキットのライセンスを取って、
走り込みます。
そのときにはKUSHITANIでツナギを作って頂きます。
GPR GLOVES 6はそのときにまた。
ストリート用と、サーキット用でふたつを使い分けた方が、
それぞれのライフも伸びてお得ってものです。
と、信じて、両方手に入れたいです。
まずは、今日の買い物で、冬のストリートでのバイク遊びの装備、
ひとつ解決。
あとは、オーバーパンツとジャケットかブルゾンに不安がある。
BMWで使っていた電熱ウェアは、本当に素晴らしかった。
BRUTALEはバッテリーが小さすぎて
電力を大食いする電熱装備は使いにくい。
緊急用にサブバッテリーを積んでガシガシ使い倒してみようかなー。
=REI=