ニューマシン、そしてニューヘルメット、
そしてニューマインド、ニューデイ。
大事な人たちに会いに、イタリアの四気筒が僕を運んでくれる。
こんばんは、マルコ・ポーロです。
あ、響きで間違えた、
こんばんは、ポルコ・ロッソです。
そう!アドリア海のエースだ。
美容室に寄り、髪の毛の整備。
そこで偶然、演技の先生とお会いする!
お茶し、お買い物に連れて行って頂く。
また11月にゴルフのコンペがあってお誘い戴くが、
その日は筑波サーキットにおりますゆえ、お許し頂く。
ドライバーとアイアンならず、
モーターサイクルを振り回してきます。
いえ、正確には、振り回されてきます!
と、そのお買い物の道中、TUMIに寄る。
なんとそこにDUCATI DIAVELが!!
どこかの洋服屋さんにBMW S1000RRが展示してあるそうだが、
オートバイっぽくないところで見ると、
工芸品なんだなー、美しいなーと、改めて思う。
ついつい見慣れて、スペシャルなモデルも、
いつしか身近に感じてしまっていた。
DUCATIとのコラボレーションモデルが並ぶ。
イタリアンレッドの魔力はやはり格別。
こればかり、見慣れる事がない。
子供の頃にこち亀の中川さんが乗ってるF40、
Ferrariがスーパーカーの入り口だった。
そのとき、「赤い乗り物」というアイドルがインプットされた。
さて、こちら僕のフェラーリ。
フェラーリがエンジンの設計に関わっていたとか。
浪漫いっぱい、乗り味は胸いっぱい、僕いっぱいいっぱい。
今日の移動距離、60km。
BMWの頃の、300km分くらい疲れた。
その差、実に5倍!
BMWで一人で長距離ツーリングにいくとき、
ゾーンに入れば、600kmが疲労度も心地よい。
MV、60kmで満足した。
きっとまだ慣れていないという事もあり、
コーナーやS字、10個もクリアしないうちから、
知恵熱みたいな不思議な疲れがあった。
今度は10倍だ!
しっかり車体をホールドしてあげて、
きちんと外足でステップを踏みつけるなり、
内股で押さえつけるなり、
念入りにリヤにフロントに荷重をかけて、
相応の操作をしないと応えてくれない。
最近乗った格別なバイクの中で最も操作系の反応が繊細、
そして、過敏であり過鈍。
精気を抜かれたような。
魂を抜かれたような。
こんなピーキーで神経質なマシン、
乗りこなせるのかな、なんて不安に思わない事もない。
だから楽しくて仕方ない。
ほら、
「飛ばねぇ豚は、ただの豚だ。」
ね。
自分を信じる事、
自分を戒める事、
自分に挑戦する事、
そういうナルシズム、
「カッコイイとは、こういうことさ。」(紅の豚のコピー、糸井重里)
あとはひとが決めればいいんだ。
ゴージャスでエレガントなバイクだけども、
BMWの快適性能にどっぷりした僕には、9割がしんどい。
その9割が絶品。
そして、
たった一つのコーナーを、理想のフォームでラインで駆け抜ける、
それだけで残りの1割が10割になる。
そう、全部が楽しい。
これだからバイクは良い。
今夜もコーラが旨い。
=REI=