先日、噂のX-BOWに乗って来た!!


スペシャルなマシンなだけに、
気合を入れたブログ記事を書いてたんだけど、
マウスの戻るか進むボタンが暴発して消えてしまった(笑)

暴発と言っても、押してしまったのは自分なのですがね。


改めて、すっきりとした内容でお送りします。

なんせ一度は思いの丈を吐き出しちゃってるので、
なにとぞご勘弁を。

むしろ、いつもの妄想の翼が少しは落ち着いてていいかも?




それではいきましょう。


KTMフルラインアップ試乗会@袖ヶ浦フォレスト・レースウェイ




photo:01




どうでしょう、というより、

どうなんでしょう、このシルエット!!


これナンバー取れて、「普通に」公道を走れてしまう。



男心一発撃ち抜き、殺傷力抜群のマシン。


もう笑顔しかない。



ちなみに、KTMブランドではあるけど、

ざっくり言うと、


KTM風味のデザインとロゴだけど、


オーストリアのキスカデザイン、

ドイツのアウディ、

イタリアのレーシングカーコンストラクターダラーラ、

による共同開発で、


言っちゃえばKTMのマシンではない。




キーはイモビライザーの関係でアウディの乗用車と同じもの。


エンジン周りのハーネスもアウディ、

つまりはフォルクスワーゲンのクルマと

そう思っていいんじゃないかな。



慣れた勝手の安心のドイツ車クオリティといえば、

安定感がありそうな気がするでしょ?



大丈夫、見た目は尖ってるけど、

「普通」のクルマだったから!!




サイズ的には、BMWのMINIとトントンの感覚。

全長はほぼ一緒。



ただし車重が芯、なんと790kg!!



たった1984ccの直4ターボ、240馬力。

決して速いエンジンじゃない。


だけど速いクルマではある。



軽自動車に240馬力はレッドブル的ドーピングを越えた、

驚異的効きっぷりを体感できる。



何度も繰り返すけど、乗り心地は「普通」、


ポロやゴルフのスタイル版と言っておこう。




photo:02




最高速を稼ぐためのマシンじゃないから、

デザインの自由度は高かったんじゃないかなと素人なりの想像。



フォーミュラというより、オトコノコのおもちゃだよね!



トランスフォーマーのワルモノ顔。



このままヒト型にガチャンガチャン動き出しても、信じられる。


トランスフォームに違和感がない。




photo:03




テールがヤバイ!!


キてる!!


キレてる!!


これを見ると、スーパーカーいらないんじゃない?

と思ってしまう。



もちろん、スーパーカーも欲しいのですがね。

もちろん、欲しいです、すごく欲しいです。



だけど、何千万なんて桃太郎電鉄的な予算はありませんのが常識。

そんなん普通じゃない。



だけど、このX-BOW殿、

なんとまあお安いこと。


基準グレードなら乗り出しで800万円と少々!!



国産高級車とどっこい。




いけないこともない。


学生のときから遊びに費やしてきたおこずかいを総動員してたら、

結構買えちゃってたじゃん、くらいの価格。


絶対的には大金ではあるけど、

モノと内容からしたら、破格と思える、

クルマとプライス。





photo:04




このフォーム、ホンモノのエッヂ。


チのてんてんをつけよう。




これがナンバー取れて、


いつもの日常生活で当たり前のように乗れる。



photo:05





さあ、テスト前のブリーフィング。



慣れたマニュアル車ってだけで気分が上がる。


なにせオートマにプレジャーはない。


クラッチと、シフト。

これをカチャカチャして、クンッってギヤが入ったとき、

一つのストーリーだよね~、物語があるよね~、いいよね~。



ところで、Twitterなどでよく聞かれました。


「派手なタイヤマークはレイがやったの?」




やりませんから!!


やろうとはしたけど(笑)




楽にパワーだけでぐりぐりリヤを滑らそうとしたけど、


そうはいかず。




1速でどかんとアクセルを床が抜けるほどに踏み倒してやった。


するーっと加速した。



RECAROのバケットシートに体を押し付けられるような加速はしない。



僕はライトウェイトでクイックさが売りのマシンより、

どっしりボディのヒステリック大パワー車が好物。


スカイラインGT-R、V-MAX、K1200Rとは、

まるでパッケージも思想も違う、このマシン。



だけど、なんかネジ抜けてるアブナイものを作るという、

デザイナーやエンジニアの方々には土下座で感謝したい。





X-BOW、運転して、なんと楽しい!!!!






photo:06



なんせ、クイックな動作の中で、不快さがない。


すべてがしなやかで、優しい。



カート的にくいっと曲がり、

ブレーキはかつんとは言わないけど、ぐっと止まり、

加速が、欲しいときに即座にガッとくる。



クルマとして、非常に正しい。


この世の全てのクルマがそう作られていたらいいのに、

残念ながらそうではない。


そういうダイレクトなクルマは趣味性が云々とか、

運転技術がどうとかではない、


運転のしやすさから言えば、

クルマをちょっと理解するだけで、

クルマ本来の世界が見えてくる。



その延長で、渋滞が減り、事故も減るはず。

細かい根拠や理由はガッツリ省きます(笑)




このX-BOW、

発泡スチロールだけみたいなペラペラのシート、

思いの外、なかなか快適に座れる。


サスやシャーシがしっかりしてるんだろうね、

嫌な硬さがない。



屋根がなくて雨に濡れることさえ理解すれば、

実は快適!




これはサーキットを攻めざるを得ないような、

そういう戦闘的過ぎるクルマじゃない。


本当に、日常的に普通に乗れるであろう、

少しの理解があればの条件的快適性と、

きちんとした乗用車として完成されているドイツ車らしい空気、

それが備わっている。



サーキットはポルシェの911で行けば一番いいんじゃないかな。

自走で行って、本気で走り回って、

現地を少し流しておいしいもの食べて、

自走で帰って、

翌日も元気に働ける、

その広義での快適性能。



サーキットって、丸の内や表参道にあるわけじゃなくて、

なかなか遠くにあるから、高速道路を走っていかなくちゃならない。


ローダーに積んで行けばいいじゃんな、

桃太郎電鉄の桃太郎社長みたいな、

超極小パイはある意味ここでは無視しますね(笑)




とにかく伝えたいのは、


X-BOWはしっかり「普通」であってくれたということ。





空気から乗り味までガチガチにレーシーで、

常にその気にさせられる好戦的なオーラや、

月に一度乗ればおなかいっぱいなToo much感、


そういうの皆無!



ポロやゴルフを尖らせておきました、

ついでにカブリオレですね、

雨は濡れますが、季節感最高ですよ、


くらいの心積もりで乗ってもらって、OK。



たぶん、800万円の外車スポーツカーにしては、

気持ち悪いくらい燃費いいよこいつ(笑)



ちなみに、排気音は普通の外車。

見た目これで、静か。

裏切るねー、いいねー。





photo:07


ちなみに、タイヤマークの責任者は、

この写真のオレンジのKTMパーカーのお二人(笑)


KTM 125dukeのデモンストレーションでアクションスターしてた。



さて、最後の写真なので、そろそろ締めなきゃいけない空気です。



ショップの社長さんがすごくいい方で、

色々とお話できて、色んなことを教えて頂いた。



その会話の中であったんだけど、

本当にクルマがしっかり作られてるから、

街中でこそ快適に乗ってもらえると。


日本国内では10台売れていて、


うち1台は某大都会でのみ乗られてて

たまーに箱根流すくらいで、

基本は銀座や青山みたいな街を走ってるって。




こういうクルマ、芸能人にこそ薦めたい。



テレビで人気の芸能人、

流行りのSUVや大統領御用達セダン、

スーパーカーに乗ってることが多い。


番組でプライベートを紹介されたり、

スクープで見かけても、

そういうクルマじゃ面白くない。


ときめかない。


ナインティナイン矢部さんのEクラスのAMGのワゴンが、

北野たけしさんに破壊されてこそ初めて面白かった(笑)





エンツォフェラーリ級のマシンを持ってこられたら、

コンマ1秒くらいで平伏して「まいりました!」って言うけどさ。


余談ですが、

”別に”女優さんがBMW Z4クーペに乗ってたのは、

クラス的にもイメージ的にもすてきなチョイスだなとは思った。

よくお似合いでした。


ボディ小さくて現実的に東京向きだしね。



ところが、どうでしょう。




今を時めく若手スターがX-BOWに乗っていたら・・・。


めちゃめちゃかっこよくないかそれ!!!!


分からないけど、

たぶん、

価格帯からしても嫌味ないしね(笑)


カレラか、と思いきや倍額のターボだったらびっくりするし、

爽やかなのに大統領セダンかよーとかさ。


スターは、

スポーツ走行もしないのにスポーツ用多目的車、

つまりSUVに乗ってる場合じゃない。


残念だけど、ハリウッドのようには着こなせない。


スポーツしないためのSUVがSUVたる今現在の真理ではあるけども。





X-BOW、


日本人スターはここでしょう。


体格的にも、東京の道路事情にも、サイズぴったり!!






ということで、


どういうことか、



僕は頑張って、いつかX-BOWが欲しい!



フロントウィンドウもろくにないクルマだから、

きっと現場につく頃には顔がすごく汚れて、

メイクさんに嫌な顔をされる。


大丈夫、ビオレするから!!

顔を洗ってから入ればいいんだからさ!!


高速道路を流してて、

夏の虫が顔に直撃するのだけはいただけないけどさ。





妄想の翼が羽ばたいてきたので、そろそろ終わりましょう。





僕はしんどい乗り物は絶対に乗らない。


とにかく楽したい、それしかない。


だけどしっかり速くて楽しくなきゃダメ。


短距離、長距離、アシ、全て快適にできなきゃ絶対ダメ。


機械を信用できないのは持っての外。





となると、


いま最も欲しいマシンをいくつか挙げてみる。

ただし新車価格1000万円以内に限る。





BMW S1000RR


KTM X-BOW


日産GT-R   (これだけオートマ・・・)


CHEVROLET CORVETTE Z06





見て触って乗った中で、

本当に良くて、

本当に欲しいリスト入り。



X-BOW、

ルーフ開きっぱなしなだけに、

セキュリティ設備ありの駐車場さえ解決できれば、本気でオススメ。





お求めはこちらまで。


http://www.x-bow.jp/




少しの理解で、快適で、この見た目。



それって自慢の美人妻じゃない?





ソリッド、なのにスウィート。


X-BOW の紹介でした。




=REI=