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六本木のTOHOシネマズにプレデターがいたズ。

でかくて迫力がありましたズ。



ズ。




さて、がっつりとネタをバラしていこう。

それがプレデターシリーズに対する愛だ。



今朝、病院に行き、去年の箱根転倒で痛めた首に電気を流す。

バイクでコーナーで刺さったあのとき。

相棒を見捨てて、僕は一人だけ助かった。

愛車K1200Rから飛び降りて、体を守った。

愛車はガシャーンです。

紀里谷さんはキャシャーンです。




エイドリアン・ブロディは仲間を見捨てなかった。

そう、戦場のピアニストはそんな冷血じゃなかった。




今作の主人公は誰だ?

1では、プレデターと同等かそれ以上に、

シュワルツネッガー州知事の印象が強い。



プレデターシリーズとエイリアンシリーズには、

お互いの世界にリンクするところがある。


プレデター2では、
ラストシーンの宇宙船の中に獲物の骨が飾ってあった。

なんとそこにはエイリアンの骨もあった。

子供のときに興奮した。

まさか、なにか関係があるのかと。



カプコンからは、エイリアンVSプレデターなる、
それはそれはわけわからんゲームが登場した。

名作だった。


ボウフラの如くわいて出るエイリアンを、
プレデターのブーメランのような飛び道具で、
ざっくざく斬る。



そして映画が出た。

これはまあ、最高潮にアメリカンバカパワーが炸裂した、

B級の枠におさまり切らない名作だった。



ゲームしかり、VSシリーズしかり、
なぜ名作なのか。

どこがそんなに優れているのか。



簡単にお答えしよう。




それは












それぞれの原作が大好きだから!!



それぞれの1以降の作品の出来なんてどうだっていい!!



プレデターが出てくれば、
エイリアンが出てくれば、

それだけで満足!!





言ってしまえば、
続編で面白い映画なんて稀だ。


元々ストーリー重視の作品であれば、
ストーリーを練り込んでいけば、
面白いまま続くかもしれない。


だけど、プレデターもエイリアンも、
どちらもキャラクター映画だ。


ある意味では、スーパーマン方式。
登場してくれさえすればそれでいい。

ちょっと贅沢を言うならば、
空を飛んで欲しい、
目から怪光線を出して欲しい。


プレデターなら、サーモグラフィー機能付きのマスクで、
色付きの視界で徐々に追い詰めて欲しい。

エイリアンなら、隠し顎と、酸性の血液。


そういう御約束を実地するのが大事。

もはやそれは、作法と言える。


だからストーリーなんてどうだっていい。

無作法にならない限り、名作と断言する。

キャラクターが大好きだから。



1以降は、どれも観終わった後は、満足感はない。

残尿感とやるせなさしかない。

だけどそれがこのシリーズの続編の性能の限界。



映画で続編でちゃんと面白いのは、
ゴッドファーザーとスターウォーズくらいだ。


だけども、限界いっぱいでやりきっている、
そんなこのシリーズもすごいこと。



さて話は今作に戻る。

プレデターという強烈なキャラクターがいるので、
究極では俳優は誰でもいい。

むしろ、乱暴な言い方をしてしまえば、
良質の俳優をキャスティングしては勿体無いくらい。



キャスティングしちゃったよ、今回!


戦場のピアニストを出しちゃだめだろー!

冒頭からもうだめ、
ピアニストにしか見えない。


でかい銃を持ち歩きながら、
「俺は殺し屋だ、そして趣味はピアノだ」
と言い出さないかとヒヤヒヤする。


いきなり、残念な香りが辺り一面に漂った。
映画館にもう一度行ってしまいそう。



話のメインストリームは、
地球で選りすぐりの殺人のプロが宇宙のどこかの星に集められる。

それはプレデターの狩りのゲームの獲物になるためだった。


それをピアニストが語る。
「俺達はきっと集められたんだ…」


そんなこといきなり分かるか。

空には見たこともない惑星がいくつも浮かんでる描写がある。

驚いてそれどころじゃないんじゃないかなと。

出た、無理くりな流れ。


日本版はがっつり編集されてるんじゃないかと、
そう疑いたくなるような脚本の出来。

ますます良い。


整合性が取れていなければ、いない方がいい。

そんなところに力を注ぐような作品じゃない。


キャラクターが登場して、
作法を守って印籠を振りかざせば成立。


あとは、派手な映像が観られればよいのだ。



ピアニスト以外の登場人物たちは、
ステレオタイプの構成。


ロシア人の軍人は、
ぶつくさと小声で文句を垂れながら進む。

いつもメキシコ人のワルい人役のダニー・トレホ。
今回のキャストではギャラが高いのか、早く死ぬ。

日本人のヤクザ役は、ハンゾー。
名前が忍者。
武器は途中から日本刀。
長ドスのが任侠映画っぽくてかっこいいのに。
制作のリサーチ不足と認定する。

医者役で唯一いい人に見えるトファー・グレイス。
爽やか。
殺し屋や軍人ばかりのパーティーで唯一の回復キャラ。
並び順は、"戦士・勇者・武闘家・僧侶"の構成。
と見せかけて、医療器具を持たない医者なんてただの人。
どうせこいつは後半で牙を剥くサイコキラーだと予測。
正解、変態殺人鬼ドクター登場。


他のキャラ省略。

番組はテンポが大事。

登場人物たちは定期的に消されていく。



今回の目玉は、プレデターの亜種が登場する。

個人的にはそんなのいらない。
それは期待していない。

プレデターは一体でいいんだって。
たくさん出しちゃうと、集中が散るし、
ありがたみも薄れる。


たった一体のプレデターが人類を追い詰めていく。
その緊張感が作品性を高めていたのに。

VSシリーズのAVPとAVP2では、
例によってエイリアンが繁殖しまくるので、
一体ではあまりに多勢に無勢と言うことで、
三体でトントンだった。

一体くらいはあっさり死ぬし、二体目もだいたいすぐ倒れる。


今回もあっさりと倒れてくれる。

一つの見せ場はハンゾーとの刃物対決。

相打ちに倒れる。


ハリウッド映画の割に地味な戦闘シーン。

黒澤映画のような草原での引きのカットで、
見た目はかっこいい。

日本刀を抜く。

構えが堂に入ってない。

ルイス・オザワ・チャンチェンは剣道二段らしい。
なるほど、刀と剣道は違うのね。

だから殺陣という芝居があるわけです。

日本はサッカー選手を輸出できる国になったのは誇らしいけども、
俳優は輸出出来ていない。

アメリカ映画にアジア人や日本人の役が少ないから仕方ないけども、
日本人役をきっちり日本人が務めあげるのを見たい。

私はそれを目指しているわけではございますれば、
殺陣はまだできないので、それはまた別の話。



ドンパチして、プレデターの照準に追い掛けられ、
プラズマ弾で撃ち抜かれる。

印籠その一。



腕から伸びた刃物で切られる。

印籠その二。



マスクを外して、雄叫び。

印籠その三。


でもさ、惑星間を移動するような高等生物でしょう?

随分やんちゃなのよね。



銃撃戦より白兵戦のほうが好みみたいだし。



プレデターは映画に登場するたびに、
ヒトに近付いている。

一緒に行動する。
助ける。

今回はついに、交換条件を飲んだ。

柱に括り付けられているのを助ける代わりに、
宇宙船で地球に帰らせておくれと。



そもそも、なぜ柱に結ばれてたの?

プレデターの中でも種族の違いがあることは分かった。

垂れ目とつり目がいる。


喧嘩してた?

それか元々敵対してた?

これは映画では描かれていない。

説明が足りないくらいがますますこのシリーズらしい。


ピアニストに船を譲って、
新登場のつり目と決着をつけようとする、
古株の垂れ目。


勝手に宇宙船を飛ばせた垂れ目を怒るつり目。



プレデターと言えば、左腕に付けてる携帯端末。

それで遠隔操作したり、自爆したり。

きっと、スマートフォン的なものだ。



その怒ったつり目。

携帯端末を操作して宇宙船を爆破。

なんだ、敵対してる割に、
携帯キャリア一緒なんじゃないか。

仲悪いんだから、同じような機械を使っちゃだめでしょうに。

戦わずして、遠隔で爆破出来ちゃう。



ますます関係性が分からない。



また映画館で観たいけど、なんど観ても解決しないこと間違いなし。


締めくくりは、1のクライマックスと同様の手口。

ピアニストが自分の体温を隠して、サーモグラフィーのヴィジョンに映らなくする。

その隙を見て、ヒット&アウェイを繰り返す。

至近距離から後頭部辺りを撃ち抜いちゃダメ?

どうやらオノで殴らなきゃダメ?

なにやら白兵戦でいきたいらしい。


ラスボスのつり目を倒し、
どうするんだろと観てると、
映画の冒頭のように、
狩りゲームの獲物対象者たちが空からパラシュートで降って来る。

プレデターはいない。
でも狩りゲームは終わらない、
新しいプレデターが送り込まれて来るのでしょう。


一難去ってまた一難。
地球に帰る術がない。


エンドロールが流れ、エンディングロックンロール。

まるで、この映画はシリアスじゃないぜと言わんばかりの明るい曲。


制作者たちは、真面目に堅くいったの?
それともエンターテイメント性重視で、うおりゃと作ったの?

分からない。

方向性すらなんとも断言しにくい。




こりゃまた観るしかない。

観ないとこの引っ掛かり感は分からない。



ちなみに、エンドロールの後に映像はなし。

アイアンマン2ではエンドロール後に特別映像がありました。

そっちはエンドロール中に帰る人は見れず。





とまあ、プレデターズに対する深い愛を告白してきました。

AVPもAVP2もプレデターズも公開初日に観てるっぽい。

ちゃんとは把握してないけど、きっとそう。

愛が通じましたか?


いつも親友と観に行ってる。

映画館での映画鑑賞は一人派だけど、
これらだけは親友と行って、大声で笑う、ツッコんでいく。

つまり参加型の楽しみだね。


AVP2の最後で、プレデターの肩に固定されてるプラズマキャノンを、
日本人女性で軍需産業の重役とみられる人が取引してるシーンがある。

それの続きが気になるんだけど、さすがにプレデターズには登場せず。

AVP系とはパラレルワールドなのね。
直結ではない模様。


エイリアンシリーズはもっと真面目に作られてた。
エイリアンも進化して、物語も凝ってた。

プレデターも2では、1のジャングルから都会に舞台を移して、
発想はよかったように思える。

AVPがそれらに敬意を込めておちょくった。


次に映画が作られるのは、AVP3かな?


このプレデターズの影響はどう出るか、楽しみで仕方ない。


絶対に公開初日に観に行く。




ずっとほんのり気になってたんだけど、

そろそろフィギュア欲しいぞー。


クルマやバイクの模型も好きなんだけど、
埃かぶるのが心配で揃えていない。


だけど、見たいな。


エイリアンとプレデターを並べて。



GT-Rと911ターボを並べて。



K1200RとS1000RRを並べて。



ここの関係性は個人的思い入れの都合なので、関連性に規則性はありません。


あしからズ。


プレデターズ、映画館でどうぞ。




元々好きな人は、好きでも嫌いでも、結局は絶対に好き。

そんなにくいアイツ。




映画プレデターズ。

キャッチコピーはこれで決まり。

「戦場のピアニスト」





やはりエイドリアン・ブロディ氏は素晴らしい俳優でした。


今作を入口にして、
ここからプレデターとエイリアンを遡っていくのもアリだよ!



=REI=