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BMW S1000RRに跨がって。

まだ試乗してません!

欲しくなるに決まってるから!!

乗る前から欲しいんだから、乗ったら後に引けなくなる。



さて、愛車K1200Rの話。

去年の秋に箱根のコーナーでナムコの自爆コマンドを入力した件。

BMWとDUCATIの速い先輩達に無理しない範囲で頑張って着いて行って、
それは、街に降りるほぼ最後のコーナー。

そこで事件は起きたのであった。

下りの左コーナー。

完全にオーバースピードで進入。

一瞬の気の緩み。

ブレーキングすればするほど、ドアンダー。

車体を傾けたって、コーナー脱出のラインは、
完全にアウト方向に、そこに道はなかった。


「よし!もう無理!」


なにがよしだったんだろう(笑)

とにかく、怪我はしたくなかったので、
車体を投げ捨てる覚悟で腹を決めて、
できるだけブレーキを長く握って速度を落とす。

そして飛び降りる、ごめんよと思いながら。

大の字で着地。

横になった愛車。

なんか液体が漏れてる。

直せばいいやー。

機械は直る。


なんだか腰がヒリヒリする。

擦りむいた。

これくらいすぐ直るから、よしとしておく。



そこから愛車を放置すること半年。

破損した純正部品を日本より割安な海外から取り寄せるつもりが、
軍事機密費をレッスン費用などに充ててしまったため、
放置の放置による放置に次ぐ放置で放置のための放置。

ちょっと頭を冷やす意味でも、自粛。


それでも春はやって来る。

桜は咲いて散る。

夏の予感が風に乗ってやってくる。

ライダー復帰したくてうずうずする。


仲間、といっても先輩たちだけども、
仲間の助けあって、この度、愛車復活!!


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破損部品は、ラジエーター、オイルクーラー、ヘッドライト。

外装はキズと割れで、それは気にしないという修理を施して解決。

ラジエーター、オイルクーラー、ヘッドライトは、
BMWディーラーのスパイアで修理。

外装の整備取り付けは、
BMW二輪界のカリスマメカニックtaka氏を中心に、
仲間内で処置して頂いた。

写真は、これからひん曲がったハンドルバーを交換するところ。

トップブリッジは正常。

アクセル側のバーが曲がっていた。


翼よ、すまなかったねー。

ちょっと集中が途切れただけでこんなにしてしまって。


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意外に簡単に外れるものです!

勉強になります。


バーエンドのウェイトをとって、
ミラーをとって、
スイッチボックスをとって、
ブレーキレバーをとって。


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こうして先輩達に囲まれ、
着々と快復に向かう愛車。


仲間の助けがなければ、
復活はさらに遅れていたと思います。

サポートしてくださった皆様、
ありがとうございました!!


なにより、
クラッシュのときにご迷惑をおかけしてしまった皆様、
本当に申し訳ありませんでした。

あと、ちょっとで完治です。


BMW名物のダブルウィッシュボーンみたいなフロントサス機構、
デュオレバーの、おそらくはロアーアームが歪んでいるので、
ハンドル直進に対して、タイヤは左方向に向いてます。

中古パーツを頂いたので、今後それに交換して様子見です。


現状でも普通に乗れて、
テスト走行してる感じでは、
変な挙動や振動はないので、
これだけ解決すれば、OKでしょう。


おかげさまで、あとちょっとです!


思い返せば、駆け抜けた14000km、
いろんなときにいろんなところに行きました。


その度にアクセルをひねりちぎるくらい開くと、
メットの中で「ひょー!」と奇声を発してきました。

だって速過ぎて僕こわいんだもの。
こんなモノ市販しちゃいかんですよ。

ありがとう、BMW殿。

ヒステリックに速くて脳が活性化されます。

ラブパワー、ラブトルク。



主には都内移動だったけど、
関東を一周したり、
関西を横断したり、
中央道と東名を繋いでUターンしたり、
一機だけのソロで長距離を淡々と走るのが好きだった。

一日に600kmを走ると、
心地好い疲れと満足感、
道中の空気や景色で、
なんとも言い表せない充足感でリセットできた。

ちょっと気分転換するかと、一服のつもりで、
九十九里の海へ、
箱根から御殿場から富士へ、
江ノ島や湘南の海沿いを流し、
最短では近所一周5分でリフレッシュ。


先輩達のおかげでまたバイク遊びが出来ます!




と、黄色いK1200Rを直しておきながらも、
BMWの新兵器、S1000RRが気になって仕方ない。



人生は一度きり。
一度はなんでもしてみたい。


フルカウルのスーパースポーツを一度は所有して日常で乗りたい。

そうなると、
BMW S1000RR以外に僕を満たしてくれるマシンは他になさそうだ。

といいつつ、
一度はスーパースポーツを…というロジックを拡大解釈していくと、

一度はDUCATI 1198Sを…
一度はKTM RC8Rを…
となってしまうのは玩具に対する男心。


だけども、
K1200Rから乗り換えるなら、
K1300RかS1000RRしかないのである。

競合他車種というものは存在しない。


それだけ好きな愛車が復活して、
日常の移動にドラマ性が戻ってきて大ニンマリの僕でした。


交差点一つ曲がるだけでドラマチック。


雨のマンホールはトラジティ。


首都高の金属の繋ぎ目は、
この世とあの世の繋ぎ目。



=REI=