バイクを自分でイジることはレアです。
僕は乗って走ってナンボです。
でも稀にちょっとした作業で触るとすごく楽しい。
というわけで、必要な工具をちょいちょい買いながら、
誕生日には兄貴と姉貴からこんなもの をもらい、
徐々に充実していく工具コレクション。
そのSTAHLWILLEが本日ようやく活躍。
ありがとねー。
兼ねてより、我慢しておりました、愛車K1200Rのカスタム。
なぜならカスタムって響きがもう好きじゃないから(笑)
チューニングは好きだけど、充分すぎるほど速いから、
マフラーを音がいいものに換えたくらいで、
パワーや運動性能に関わるところは触れず。
触れられず。
ルックスを変えるのは、ちょっと怖いところがあった。
K1200Rは純正ノーマル状態で本当に完成されていて、
なかなか手を加えられなかった。
アンダーカウル欲しいね~。
でも一発でレーシーになるのはいいんだけど、
ストリートファイターとスーパーバイクの間で、
なんだかハンパになってしまう。
顔つきもレーシーにしたい、テールもカチ上げに見えるようにしたり、
ストリートファイターらしさを排除して、
スーパーバイク要素を加えていかなければ調和しない。
ハンパな見た目なら、バランスが取れているノーマルのがいいなって。
でもイジリ虫が騒ぐって言うね。
はい、騒ぎました。
ミーンミーン、
と鳴いたか分かりませんが、
産毛がこしょばゆいような、ムズムズとする感覚はあった。
なんかしてーよーって。
こどもの、「どっか連れてってー!」と一緒。
なんでもいいから、なんかしたい!って。
ではせめて、カスタムとまではいかないけど、
ちょっとしたリファインといきましょうかと。
そんなわけで、
朝からわくわくと工具を、
先日WORLD IMPORT TOOLSで買った工具バッグに詰め込み、
あれどこいったっけ、これなんだっけ、あれも使いそう、
しまったあれが足りない、これで代用できるか、
なんて独り言連発で、
喉が渇いたらコーラが飲みたくなるだろうと、
120円だけポケットに仕込んで、
遠足気分で家を出る。
今は寝かせ中のGT-Rに毎日乗ってる頃は、
毎日ドキドキワクワクしてた。
新しく買ったカムを入れたらどうなるんだろう?
タービン交換してみたい!
ブレーキは本物ブレンボは高いから、
スカイラインクーペのアケボノなんてちょうどいいかも?
アシをオーバーホールしたいー、バネのレート上げてみたいー。
ラジエーターとインタークーラーをでかくしたい。
などなど。
キリがない。
ところが、K1200Rはイジりたいところがなかった。
マフラー交換で満足してしまった。
速すぎて怖くて怖くて、GT-Rみたいにパワーを上げたり、
パワーを生かすチューニングをしたいと全く思わなかった。
すごく速い、すごく曲がる、すごく止まる、トラブルと無縁、不満ナシ。
でも、なんか自分仕様にしていきたいって。
それはそれは久しぶりにドキドキワクワクと、
工具バッグとちょっとした部品を持って、口角が緩みっぱなし。
さて、長い前置きで自分が疲れる前に(笑)、本編の始まりです。
と言いつつ、まずはこちら の記事から。
そいつを交換していきます。
ミラーを固定するボルトが錆びッ錆び。
去年の夏以来に会った友達に、
「相変わらずここだけ錆びてるね~!」
と大変鋭いツッコミ。
バレすぎてて笑うしかなかった(笑)
意外に人の目につくのね。
しかも、そろそろ交換したいなーと思って、ホームセンター回って、
ステンレスのボルトを探したのが三月。
見つからず、ネットのボルト専門店で通販しようと思うものの、
バラ売りせず、12本単位でご注文下さいと。
2本しか使わないのに!
多分このまま半年放置することでしょうと記事にあった。
我ながら正解!!
三月から九月まで放置してました。
お見事。
先日、ちょっとした用事で寄り道がてら行ったBMW Motorradディーラー。
(福田モーター商会、渋谷営業所)
ボルトって1本からでも取れる?と聞いたら、
すぐにお取り寄せさせて頂きますって。
さすが、福田さん。
エスプレッソ出しながら、さくっと手配してくれました。
こんなしょぼいの頼んで申し訳ないです。
さあ、ついに鉄からステンへと交換です。
さよなら、ステイン。
グッバイ、錆び。
嬉しくて嬉しくて、二回言いたいんです。
コイツは永遠にシルバー。
なんて頼もしい!
これでこのバイクは錆とは無縁です。
新車ノーマルで錆とは無縁のところをミラー交換して、
付属のボルトが鉄で、そうです、僕が悪いんです。
これでノーマル通り、もう錆びません。
ヤレてる感というか、中古感が減り、少し新車の輝きに戻りました。
もうちょっと作業は続きます。
ウィンカーをオレンジから、スモークに交換!!
もしかして、全体の雰囲気が引き締まるかなって、
前後で計4つ交換しました。
では見比べて参りましょう。
これがノーマル状態。
いかにもウィンカーです。
ウィンカーですから。
スモークレンズに交換!
ぐっと引き締まる!
ウィンカーの主張が減り、まとまりが出た!
そして、
かっこいい・・・。
保安部品って、なければないほどにバイクが”マシン”化していく。
本当は外してある状態が一番かっこいい。
MotoGPやWSBKのレース仕様のマシンを思い浮かべて下さい。
一切の無駄を排除されている。
走るためだけの装備、機能。
うーん、かっこいい。
僕のK1200Rはウィンカーを大人しくしただけで、まだまだ”マシン”には遠い(笑)
ところで、
中のバルブを白からオレンジに交換してありますので、
きちんとオレンジにパカーと光ります。
ではテールの方は順にいきましょう。
これがノーマル。
ボディがイエローだから、オレンジでも違和感ないんだけどね。
先代愛馬V-MAXはカーボン柄のボディで、全体的に黒いのに、
ウィンカーだけ異色、それはもう違和感of the year賞だった。
真っ先に小さいクリアウィンカーに交換した。
でもK1200Rは全然問題ないねー。
でも、なんかしたいじゃない?(笑)
自分だけの一台へと向けて!!
右側を交換しました。
やっぱり印象違うねー。
マフラーやステップのようなシルバーのパーツと馴染んで、溶け込む。
パッと見たときに、視線や意識がより一層、バイクそのものの特徴にいく。
でかいなーとか、黄色いなーとか、エンジン前傾してるなーとか。
視線を散らさない。
ファッションでもやるよね、
なんかポイントを作って意識を上に持っていかせて、
ウエストを高く見せるとか、足を長く見せるとかさ。
左も交換。
馴染みがいいねー。
落ち着く。
テールランプもブラックアウトかクリア化できちゃうと、
さらに全体が引き締まって落ち着くんだけどね。
K1300RのLEDテールランプ導入?
悪くなーい!
ここまで、ミラーのボルトを鉄からステンレスに交換、
そしてウィンカーをスモークに交換。
実はもう一つ作業したかったんだけど、
手持ちの工具では足りなさそうで、
作業途中で失敗したり、中止しても取り返しがつかないことになると困るので、
一旦仕切り直しということで、
本日はここまで!
バイク全体からオレンジ色が減って、ぐっとまとまりが出たはず。
細かいところだけど、印象って、細かいものの積み重ねだから。
例えば、歯を白くする、髪をきれいにする、笑顔のトーンを上げてみる、
これだけで一気に垢抜けたりする。
洋服を一気にいいものにしたり、髪型をどかんと変えるまでしなくても、
ちょっとしたことで印象が変わる。
せっかくいじっておいて、東京は明日から雨模様です。
この隙に12ヶ月点検で入庫しちまいます。
愛車が帰ってくるときに、どれだけ気持ちが良いか。
それまで、ボルトとかウィンカーをなるべく見ないようにしよう(笑)
イジリ虫を解放することで、イジリ虫が悪ノリしてる感があります。
あれもやっちゃえーって。
ダメダメ、次期愛車候補S1000RRと1198Sの切り分けが済むまでは、
大物はやりません、小物で我慢我慢。
スーパーバイクの、S1000RRと1198Sがどちらも僕と合わないのなら、
K1200Rをトコトンこねくり回そう!
と、妄想が尽きない、男子の遊びってなんでこんなに楽しいんだろうって、
ニンマリな僕です。
秋だってのに、作業中に蚊に刺されましたけど!
=REI=