夫が退院してまもなく、ご飯の用意をしてテーブルの上に並べると、我慢できずに食べ始める夫に愕然としました。
発症前は、誰よりも一緒に揃って食べる。ということを大切にする人で、私が席に着くまで食べ始めるなんて絶対しない人でした。
子供たちにまで「パパ、まだご飯並べてる最中でしょ。」って・・・。
箸を取り上げたこともありました。
病気だからしょうがないって思っても、なんだか情けなく、夫の人格まで変わってしまったような気がしました。

ところが最近、待てるようになっていることに気が付きました。
昨日は、子供たちもいなくて二人だけの夕飯割り箸
献立は、豚カツとんかつ
夫の大好きなメニューの一つですが、病気をしてから脂っこいものは避けているので、多分今年初の豚カツだったと思います。
以前だったら、特に好きな物だし、並べた先から、さっさと箸をつけていたと思います。
ところが、昨日は、ちゃんと待ってるグッド!
すべて整って、私が席に着くと
「もう食べていいの?」
「偉いじゃん、ちゃんと待ってられるようになったね。」
「進歩したでしょ。」

今日は、デイの帰り、(とっても近いデイに行っているので、私が送り迎えをしています。)
帰り道、車椅子の漕ぎ方がうまくなってるニコニコ
足と手の使い分けがスムーズになって、漕ぐ速度も早くなってる。
団地の下まで来ると、なんと自分から郵便受けのところまで行き、我が家のところを開けて、郵便を取り出し、しっかり閉めるドア
エレベーターのところまで来て、自分でボタンを押して乗り込みもスムーズ車椅子
「車椅子の漕ぎ方も、うまくなったね。」
「ありがとう。進歩したでしょ。」
また少し、できることが増えましたチューリップ黄