今日、発病以来初めて夫と二人で立川の映画館に「英国王のスピーチ」を観に行きました。
最初「何を観る?」から始まって、夫が「英国王のスピーチを観てみたい。」と、希望を言ったので・・・。
ゴールデンウィーク中、車椅子で行くことも考えて、ネットで席の予約をしてから行きました。
予約中「面倒をかけてごめんね。」と、夫の言葉。
映画館に向かう道中
夫「楽しみだな。」
私「二人で映画なんて本当に久しぶりだね。」
夫「キリストの映画以来。パッションだったっけ。」
よく覚えているなと、ちょっと感心しました。
車椅子で行く場合は、30分ぐらい余裕をみないといけません。
エレペーターにはなかなか1回で乗れないし、駅員さんが降車駅とのやりとりもあるので、すぐ来た電車に乗ることも難しいです。
けっこう余裕を持ったつもりが、ギリギリになってしまい、立川の駅から車椅子を押して猛ダッシュになってしまいました。
映画館に入ると、席はいっぱいで予約して正解でした。
夫と一緒に映画を観るなんて、1年前には考えられなかったです。まだ、長い時間車椅子に座ることにも不安があったし、すぐ疲れてしまうので長時間の外出も大変でした。それを考えると、この1年でも少しずつ進歩です。
帰ってから長女サラとの会話
サラ「映画どうだった?」
夫「感動した。」
サラ「どんなところが?」
夫「吃音に悩んでいてうまく演説ができないヨーク公が一般の言語聴覚士について吃音をなおす訓練をして、始めは信用をしていないんだけど、信頼関係が生まれて、その過程にも感動したし、ヨーク公が国王になって、国民にむけての最後のスピーチも感動的だった。」
サラ「最後のスピーチって?」
夫「ドイツと開戦することになって。」
サラ「それって?」
夫「第二次世界大戦。」
これを機に、これからも夫と映画を観に行こうかなと思いました。