ここのところコンスタントに左足が出るようになって、歩きも大分上達してきました。

廊下を行ったり来たり、15メートルくらい続けて歩けるようにも・・・・。

バラバラに切れてしまった夫の神経細胞が、最初は接触の悪い電気のように繋がったり、離れたりして、昨日出来たことが出来なかったり、昨日出せていた足が出なかったり、という日が続きましたが、やっと一本の線が繋がった感じです。


3年4ヶ月前、大動脈乖離が頸動脈まで達していたため、脳に大きな損傷を受け、意識が戻らないだろう。と最初運ばれた病院では言われていました。

3年前、あまりの意識の悪さに心臓血管置換の手術が出来るかどうかもまだ決まっていませんでした。

2年半前、心臓の血管置換の手術は無事に成功しましたが、気管切開に胃ろう、果たしてもう一度夫の声を聞くことが出来るのか?口からもう一度ご飯が食べられるのか?といつも胸の張り裂けるような生活を送っていました。

2年前、気管切開がはずれ、口から少しずつご飯が食べられるようになっていましたが、身体はほとんど動かず、寝たきり状態でした。

去年は、水頭症に硬膜下血腫の手術も受けました。

何度もくじけそうになりましたが、やっと、びくとも動かなかった足が自分が思うところに出せるようになってきました。

携帯で取ったので、また横になってしまった映像ですが、最近の夫の姿です。