土曜日に矢沢永吉さんのコンサートに行って来ました。
実に4年ぶりの武道館です。
3年前、夫が倒れて意識がないとき夫の財布の中に矢沢さんのコンサートのチケットが入っていました。
確認すると日にちも迫っていましたが、
夫が毎年、どこの誰とコンサートに行っているかも分からず、そのお友達に連絡のしようがありませんでした。
コンサートの、2日前になって夫の携帯に電話が入り、「亀井です。永ちゃんのコンサートに一緒に行っている・・・・。」
携帯に私が出たのでビックリされたようですが、今のありのままの状況を話し「実は、15日に倒れて意識がありません。このままでは手術もできず・・・。」
コンサートには、福岡から来ていた夫の弟に行ってもらうことにしました。こんな状況でコンサートには行きたくない。と言っていたのですが、その後また亀井さんから電話が入り「この状況をどうしても永ちゃんに伝えたくて、ファンクラブを通してメールを送ったら、永ちゃんから返信をいただきました。是非メッセージをお渡ししたい。」
(矢沢ファンは熱いです。)
3年前、亀井さんからいただいた永ちゃんのメッセージを読みながら、意識のない夫に永ちゃんの曲を聴かせました。
その後、まだ気管切開で声も出ないとき亀井さんは何度もお見舞いにきてくださり、
「今、調度永ちゃんもツアーを休んでいるので、治る頃にはきっと永ちゃんもコンサート活動を再開するはずだから、武道館絶対行きましょうね。」と、夫を励まし続けて下さいました。
去年のドームのコンサートは、介護タクシーで、私の付き添いで行きました。
私のとっては初めての永ちゃんのコンサート。
夫がずっと好きだというのも分かるような気がしました。
そして、今年の武道館。
電車で四ッ谷まで行き、四ッ谷からは普通のタクシーで武道館に向かいました。タクシーの中で「楽しみだ。亀井さんのお陰だよ。」と、言っていました。そして、武道館では、亀井さんと2人でコンサートに出掛けました。
コンサートが終わって、迎えに行くと「感激した。」と、何度も言っていました。
亀井さんも「タオル、去年よりなげられていましたよ。」と、笑っていました。
病気になったときは、まさかこうして永ちゃんのコンサートにまた参加できるとは思ってもみませんでした。
「今度コンサートに行くときは歩いて行って、是非普通席で見たい。」という新しい目標もできました。