私には何もない⁈

先日、同じ職場の講師友達3人で久しぶりに寄り道しました。教科は違えど皆50代後半から60代。


そこで衝撃的な話を聞きました。2人とも今年度で退職するつもりだというのです。

1人は某芸能人(この括りでよいのかわからないけど)の推しができてから世界が広がり、ヒップホップを習ってみたくなったとか。そのためには65歳の定年を待っていては身体が動かなくなるから、今始めたいのだそうです。

もう1人は万博にハマり、今後開催される同様のイベントで働いてみたいと。英語と中国語ができたら案内などの仕事ができるかもしれないから、その準備をしたいとのこと。


講師がどんどん入れ替わる中で、長年勤務している貴重な仲間でした。その彼らが辞めることはもちろん寂しいしショックなのですが、それよりも衝撃を受けたのは2人が夢を持っていて、しっかりそれに向けての準備をしようとしていることでした。


2人とも「長年続けても教壇に立つのは怖い。それに講師だから休みが多いと言っても、休みとは名ばかりで結局家で仕事をしていて、気の休まる時がない」と言います。


たしかにそうです。

ただ、私はそんな追い詰められた感じの状況に身を置くことが嫌いではないのです。むしろ、そんな状況だからこそ充実感が味わえる気さえするのです。

でも…私には仕事(それも講師という中途半端な立場)しかないのかな、つまらない人生なのかな、と考えてしまいました。


友達とのおしゃべりは楽しい、子供たちと会うのはうれしい、孫はかわいい、両親もまだ話が通じるし生きている😅。でも、私という「個」で考えた時、私には一体何があるのか。趣味を探す、なんて言っている時点でもうダメな気がするのです😭


「ああ、私にも推しや趣味との運命的な出会いがないかな〜」とまるで思春期のようなことを考えている61歳です。


写真はその日食べようと思っていたパンケーキ。

お目当てのハワイアンのお店が閉店していて、代わりに行ったのはサイゼリヤでした💦