■名刺電庫ラインナップ(Kindle版)
名刺電庫001 『イムルダイ宣言 【エッセンシャル版】』
2013年1月31日発行
Kindle版/404KB/定価200円
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イムルダイストの著者がその思想を伝えるため、自らの血で綴ったいむるだい戯作小説を10篇収録。既刊の名刺文庫『そして太陽は燦々と照っていて』『菌 くさびら』『先読 【サキヨミ】』そして、イベント配布の『曝背』『粘菌手帳 おためしくさびら』『立読 【タチヨミ】』から人気の高かった掌篇も併録した、いむるだい文学のエッセンシャル版にしてベスト版。
【収録作品】
■いむるだいひと/『そして太陽は燦々と照っていて』収録
■愛しのムオンヴィ/『曝背 ばくはい』収録
■クリスタルチルドレンの時代/『そして太陽は燦々と照っていて』収録
■きみよ、あずなぶることなかれ/未収録
■なまえはまだない。/『菌 くさびら』収録
■秋山クレハの軟骨/未収録
■二十三回目の童貞/『曝背 ばくはい』収録
■図工のじかん/『粘菌手帳 おためしくさびら』収録
■蠱毒【コドク】/『先読 【サキヨミ】』収録
■立読【タチヨミ】/『立読 【タチヨミ】』収録
自意識をこじらせたひとびとに捧げられた一冊。
■購入方法
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■名刺文庫ラインナップ
名刺文庫001 『そして太陽は燦々と照っていて』
2011年11月3日発行
文庫版/178P/定価1,000円
説明文:植本浩治
夜の帳に腰掛けて、何処にも存在しないはずの高みから見下ろした世界は、なんて滑稽だったのだろうか。想像力が止まらない。騒々しい創造。自同率のオフ会。芥川賞が欲しい。少年の夢幻的世界が狂ったような筆致で綴られる『メロン』ほか、徹底したユーモアと新しい言語感覚によって謳いあげる『オタクの彼女はウエイトレス』『クリスタルチルドレンの時代』『いむるだいひと』などを収める前人未踏の人畜無害な処女選集。これは現時点で世界一、山本清風に詳しい文庫本である。
名刺文庫002 『菌 くさびら』
2012年5月6日発行
文庫版/136P/定価700円
表紙絵:西本愛
くさびらしさとは何か? 人類普遍のテーマをみずみずしい文体で書きあげた二十歳の原点。上京失敗。シスターコンプレックス。夢が壊れました。就職戦線異常あり。いつの時代も変わらぬ若者と、誰にも知られずに誕生していたゼロ年代の文学。余りにもくさびらしい表題作を始め、無頼派とプロレタリア文学との間に産まれ落ちた苦しみを描く『その頃、セブンスターは二五〇円だった』そして、社会に抑圧された自同律が無限増殖した時、止まらない連想が物語になることを証明した『なまえはまだない』など根暗の著者が躁期に書いた可能性のある、くさびらしい三篇をこの一冊に。あっ。宇宙の真理、わかったくさい。
2012年5月6日発行
文庫版/60P/
著者:深城巧祐
小平がある朝目覚めると、辺りがまったく不条理なものになっていた。世界はそもそも不条理なのに? 違う。いや違わないというか、私たちが生きる社会は不条理を排除するように設計されたものだ。あなた達の日常は、予測可能であまりに出来事に欠けているはずだ。だってあなたは決して幸福ではないにしても、絶望もしていないじゃないか。日常的な、あまりに日常的な社会の中で時折、理由なき暴力や差別や死を通して垣間見る世界に私たちは戦慄する。そのようにして冒頭から小平の生活、暮らしに剥き出しの世界そのものが顕現する。それもユニークでごぜんぜうな。(解説:植本浩治・団地妻)
名刺文庫004 『先読 【サキヨミ】』
2012年11月18日発行
文庫版/176P/定価550円
表紙絵:西本愛
「ひとはどこまで優しくなれるのか?」
田西源五郎(たにし げんごろう)は紙幣版元〝株式会社株式会社〟のアルバイト。恋人の殖栗(えくり)と今日も通勤するのだが、彼には特殊な能力《先読 サキヨミ》があって―――透明な同僚、夢をあやつる取引先、そして謎の代表取締役。社会人三年目の悩めるあなたと出版関係者に読んでもらいたい、非モテ文体で語られる社会人能力者バトルの数々がここに。あらゆる〝考えすぎるひと〟へ寄り添う、大人向け荒唐無稽。
名刺文庫005 『私はあなたに触れたいという欲求が私はあなたに触れられないという禁則から逆説的に生まれていることを知ったとき、私はあなたに生かされていると感じる。』
2013年11月4日発行
文庫版/92P/定価500円
表紙イラスト:いとうのぞみ
方言監修:菊池有里子
―――星間の距離感をわたしたちは星座と呼び、心の距離感をわたしたちは恋愛と呼ぶのだ。かつて遠い昔の瞬きをわたしが星と認識するように、認識したときにはすでになくなっているかも知れない、そんな可能性がわたしの恋だった―――
略称は『イカサレ』
ミソジニー受容男ウケ承認ビッチVSクソサブカルナイーブ野郎のラヴストーリー
浦崎市(うらがさきし)という町を舞台に、関西方言を用いながらJK黒髪ポニーテール処女の川原明日架(かわはらあすか)がクソサブカルナイーブ野郎から告白されたり、女友だちのトイレに嫌々つきあわされたり、バスケ部のいかついヒゲメンからSNSでグイグイ来られたりしながら青春の中心で「わたしはあたしがわからない」を叫んだ、卒塔婆ムーブメントを牽引するヘヴィノベル。
名刺文庫006 『ニーバー、アイ ヘイト ユウ。 川町サーガ#2』(合作)
2013年11月4日発行
文庫版/138P/定価500円
著者:山本清風×栗山真太朗(少年憧結社猫)
表紙絵:藤井久実子
デザイン:栗山真太朗(少年憧憬社)
――午後六時のこの時間は、水の中にいる彼女をみつけだすには遠すぎるし暗すぎた。――
なぜ「彼」は酒を飲み続けるのか?
なぜ秋山クレハは川町に行かなければならなかったのか?
なぜ高井探偵事務所の収支はいつも赤字なのか?
そして、なぜ小説家ふたりは東京タワーで殴りあわなければならなかったのか?
東京都江戸川区川町。二つの河川に囲まれたその土地を異変が襲う。合作なのにナンバリング。現在進行形で川町住民・栗山真太朗とかつて川町に住んでいた男・山本清風。文学的殺しあいの顛末を見届けよ。