先日ですが、月イチ歌舞伎『春興鏡獅子』を観てきました。

すこし話が逸れますが。

私は、彫刻家・平櫛田中の作品が好きです。

動きのある、といっても、次の動きを感じられる作品に魅かれています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（引用：小平市役所HPより）

平櫛田中と言えば、代表作に「鏡獅子」＠国立劇場があります

この作品を作る際、六代目尾上菊五郎の舞台に何度も足を運び、

挙句の果てに、衣装の下の筋肉の動きを確認したという逸話もあるのですから

その瞬間の動きの前後が見える、あるいは想起させる作品になっているのだと感じています。

とは言え、鏡獅子という歌舞伎の演目を観たことがなかったので、

今回、月イチ歌舞伎の春興鏡獅子を観にいくことにしました。

点と点がつながった瞬間、

急に目の前が晴れた

感じになることがあります。

十八代目中村勘三郎は、

かの六代目尾上菊五郎のお孫さん（母方の祖父）だったのです！！

マジか！！！

となりました。

私にとっては、

平櫛田中の作品である『鏡獅子』と歌舞伎の『春興鏡獅子』が、

それぞれ点と点であったものが一気につながった瞬間でした

芸術のすごいと思う一面は、

綺麗なモノをみて心が浄化されるの同時に、

その作品に触れた人が感化され、

新たなモノを産み出すきっかけになっていることです。

この世の中には、知れば知るほど、

オリジナルというものはほとんどなく、

むしろ、誰かの何かに感化・触発されて、

新たなモノを生み出されている

そんなことが多いような気がします。

今は、自分の中では点と点として存在している知識や技術が、

未来でつながった瞬間に新たなモノを生み出すのなら、

しっかりと基礎・基本を身につけていこうと心に誓うのでした

「いまやらねばいつできる　わしがやらねばたれがやる」

「型があるから型破り型が無ければ型なし」

おあとがよろしいようで<(_ _)>

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