先日、神聖な雰囲気が漂う「神社」の空間で、特別な姿勢矯正講座を開催しました。

普段なかなか気づけない、自分の姿勢や重心のズレ。
今回は、体の「本来あるべき使い方」にフォーカスしながら、参加者の皆さまと一緒に体の感覚を取り戻す時間を共有しました。

神社という整った空間で、心身をリセット

今回の講座は、畳や木のぬくもりを感じる静寂な神社で実施。
五感が研ぎ澄まされるような空間の中で、参加者の集中力が自然と高まり、身体の内側の感覚(内観力)が育つような感覚を持たれた方も多かったようです。

講座の主な内容と実践

重力に逆らわない自然な姿勢とは?

一般的に「正しい」とされる気をつけの姿勢は、実は体に大きな負担をかけることが多いです。

人間本来の姿勢は、膝を軽く緩めて股関節重心にすることで、重力と調和し、最小限の力で立ち・動くことが可能になります。

ヒント:3〜6歳の子どもを見ると、自然と膝が緩んで股関節重心。これが正解の姿勢です。

骨盤を立てる正しい座り方

骨盤が後傾していると、首や肩に負担が集中します。

骨盤を立てた状態で、ほんのわずか前傾する位置が「手が軽くなる」「力が抜ける」自然な座り姿勢。

デスクワークでは、椅子の高さを調整して股関節重心を意識することで、腰痛や肩こりの予防にもつながります。

正しい立ち上がり方

多くの人が膝で立ち上がって腰を反らせてしまっています。

正しい動きは「前傾」+「斜め上に手を出すように立ち上がる」こと。

これはスポーツの基本動作にも通じる重心移動で、腰や膝に負担をかけず、体幹を活かせる動きです。

重い物の持ち上げ方

NG:腰を反って持ち上げる

OK:母指球で地面を捉える感覚を保ったまま持ち上げる

これだけで、力が「連動」するようになり、腰痛や膝の痛みが起きにくい動きが実現します。

床からの立ち上がり・正座からの立ち上がり

正座から立つときも膝に頼らず股関節で立つことがポイント。

作法や茶道・武道などの所作の中にも共通する動きがあり、日本の伝統動作は体に負担がない設計になっていることが分かります。

バランスボード体験で本来の軸を体感

骨盤を前傾させたまま、重力と調和する位置に立つことで、バランスボード上でも「ピタッと止まる」感覚が得られます。

初めての方はふらつきますが、重心と姿勢が整ってくると驚くほど安定してきます。

腸腰筋を活性化させる体操

股関節の動きを司る「腸腰筋」が硬くなると、猫背や呼吸の浅さにも直結。

椅子に座ってできる体操で、胴体の癒着を取り、体幹がしなやかに動くようになります。

この体操はYouTubeでも公開しています。ぜひ、ご確認ください。

受講後の変化と感想

講座終了後、参加者の多くがこんな変化を実感されていました。

「肩が軽い」

「立ち上がるのがラク」

「足が軽くなった」

「姿勢を意識すると呼吸が深くなる」

「日常生活ですぐに取り入れたい内容だった」

姿勢改善の本質とは

今回の講座で繰り返しお伝えしたのは、

すべての健康とパフォーマンスの鍵は、重心と胴体の柔軟性

ということです。

腰痛・肩こり・O脚・呼吸の浅さ・睡眠の質の低下など、
多くの不調の根本にあるのは、「重心のズレ」と「体幹の硬さ」です。

それらを整えることで、無理なく自然とパフォーマンスが上がり、
呼吸も深まり、代謝や回復力、集中力まで大きく向上していきます。

最後に:誰でも始められる、小さな習慣から

1日たった10分の体操、座り方の見直し、立ち方の意識…
どれも難しいことはありません。

ただ、これを正しく継続できるかどうかが大切。

講座でもお伝えしたように、
これらの動きは「日本の伝統芸能や武道の中にある動き」とも一致しており、体の仕組みにかなった無理のない自然な姿勢です。

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