「呼吸が浅い」「姿勢が崩れやすい」「疲れがとれない」
こんな悩みを感じている方へ。

実はそれ、筋力不足や運動不足ではなく、腸腰筋と肋骨の機能不全が原因かもしれません。

『呼吸を根本から改善するカギ』となる腸腰筋と肋骨の整え方を、
実例・ワーク・改善のプロセスとともに詳しく解説します。

呼吸が浅くなる3つの理由

現代人の呼吸が浅くなるのには、明確な理由があります。

骨盤が後傾している

長時間の座り作業、スマホ姿勢により骨盤が後ろに倒れてしまうと、
上半身が猫背・巻き肩になり、胸郭(肋骨まわり)が閉じてしまいます。

結果として、肺が広がるスペースがなくなり、呼吸が浅くなるのです。

腸腰筋の硬化・機能低下

腸腰筋は、腰椎から太ももに繋がるインナーマッスル。
本来は呼吸時の姿勢安定にも大きく関与していますが、動かさないことで癒着し、呼吸補助の役割が果たせなくなっている人が非常に多いです。

胴体・肋骨の癒着

肋骨や胴体の筋膜が癒着していると、本来柔らかく動くはずの肋骨が動かず、深い呼吸ができません。これが慢性的な肩こり・疲労感・睡眠の質の低下にもつながります。

腸腰筋が動けば、肋骨は自由に動く

肋骨の開閉は「動きの結果」です。

SNSやネット上では「肋骨を閉じるエクササイズ」などが多数出回っていますが、本当に重要なのは、肋骨そのものより腸腰筋の状態です。

腸腰筋がしなやかに働くことで、
・肋骨が自然と動く
・姿勢が安定する
・骨盤が立つ
といった連動した動きが可能になります。

つまり、「肋骨を閉じたいなら、腸腰筋を整えろ」が正解です。

体感できる「呼吸が深くなる」セルフチェック

あなたの呼吸が浅くなっているかどうか、簡単に確認できる方法があります。

やってみよう:

猫背・骨盤後傾の姿勢をわざと作る

その状態で鼻から呼吸してみる

胸に空気が入らず、苦しさを感じませんか?

続けて、今度は以下の姿勢を試してみてください。

骨盤を立てて、軽く前傾

膝を軽く曲げ、足の親指の付け根(母趾球)に重心を乗せる

肩の力を抜く

この状態で呼吸をすると、胸が開き、空気がスムーズに入る感覚が得られるはずです。

実例:3ヶ月で激変した男性の姿勢と呼吸

石垣島在住・49歳男性の受講生は、以下のような変化を遂げました。

受講前:猫背・巻き肩・呼吸が浅く、体重はやや多め

3ヶ月後:骨盤が前傾し、肋骨が動くようになり、猫背・巻き肩が完全に解消、呼吸の深さが改善

9ヶ月後:肋骨と腸腰筋が連動して、姿勢が整う

体重も8kg減、自然に痩せた

改善の要は「腸腰筋の柔軟性」と「肋骨の癒着解消」。
深い呼吸と姿勢改善が、体全体の変化を引き出しました。

呼吸の質が変わると、何が起こるか?

呼吸が深くなることで、以下のような変化が期待できます。

集中力アップ、仕事の生産性向上

睡眠の質向上、目覚めがスッキリ

自律神経が安定し、イライラが減る

頭痛・肩こりの解消

スポーツやダンスのパフォーマンス向上

代謝が上がり、自然に痩せていく

姿勢の安定(特に立ち姿勢の楽さ)

「呼吸が変わる=人生が変わる」といっても過言ではありません。

腸腰筋と肋骨の正しい整え方

ここからは、腸腰筋と肋骨の正しいアプローチ法をお伝えします。

股関節重心を意識する

膝を軽く曲げて、重心を母趾球に

骨盤は少し前傾し、肩の力を抜く

頭と骨盤がブレない状態で胴体だけ動かす(=腸腰筋が使えている状態)

椅子を使った体操

椅子に座り、片側に体重を乗せて軽くねじる

肋骨の動きを意識しながら、丸める→反るを15回

息は止めず、自然呼吸で行う

この体操を毎日行うことで、腸腰筋が目覚め、肋骨の動きも滑らかになります。

よくある質問
Q. 呼吸中、息が止まってしまいます。どうしたらいい?

→最初は多少止まってもOK。止めない意識を持ちながら、できる範囲で自然な呼吸をキープしましょう。

Q. 呼吸を意識して生活すれば良くなりますか?

→意識するのではなく、姿勢と筋肉を整えて「自然と深くなる状態」を作ることが大切です。呼吸は本来、無意識で深くできるものです。

指導者でも間違っているケースが多い

SNSやYouTubeには「腸腰筋ストレッチ」「肋骨を閉じる運動」などの情報が溢れていますが、実際に腸腰筋が動いているかを客観的に確認できている指導者はごく一部です。

指標となる動き(例:みぞおちを動かす円運動)ができていないなら、改善効果は限定的です。

結論:呼吸を変える3つの本質

重心を「股関節」に戻す(骨盤前傾)

腸腰筋を活性化し、癒着を解消する

肋骨を「動かそうとする」より、「動く身体を作る」

この3つを抑えて初めて、深い呼吸・疲れない姿勢・自然なダイエットが成立します。

まとめ

呼吸の不調や姿勢の崩れに悩んでいる方は、
まずは「腸腰筋と肋骨」の状態を見直すことが第一歩です。

姿勢を整え、腸腰筋を目覚めさせることで、
呼吸が変わり、日常の質が大きく向上します。

ポイントは「頑張らずに整える」こと。
やるべきことはたった10分。毎日のルーティンにするだけで、あなたの体は確実に変わっていきます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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