お客様から質問をいただきました。
「オーガニックカラー」について書いていきます。
オーガニックカラー≒普通のカラー剤
ってことですね。
「≒」は、ほぼ同じってことです。
はい。
オーガニックカラー剤と普通のカラー剤はほぼ同じです。
髪が染まる仕組みは海苔巻を想像してください。
髪は海苔巻のようになっていて
表面の透明の海苔(キューティクル)を開いて、
その隙間から2液のブリーチ剤(過酸化水素)が入っていって
希望の明るさまで黒いお米の色を抜きながら
1液の染料で希望の色に染めていきます。
この場合、髪が傷むリスクは3つあります。
1つは表面の海苔を一度開くので
元に戻す時に、やはり元のように完璧には戻りません。
その時に海苔=キューティクルが傷みます。
手触りがざらざらゴワゴワの原因です。
2つ目は、お米をブリーチすると言う作業。
過酸化水素(オキシドールもこれです)で
カラー剤のブリーチ力が本来あるメラニン色素を
破壊します。
3つ目は
キューティクルが開くことで、元に戻らず隙間ができます。
海苔巻の表面の海苔の色んな個所に穴があいている状態で
作業をしているわけですので、
その最中に内部の毛髪成分が外部に流出していってしまいます。
その結果仕上がりの毛髪にハリコシのない傷んだ状態になるんです。
そしてこのダメージは色の明るさに比例してダメージ度が増すんです。
これは、
髪が茶色くなるタイプのカラー剤全て同じリスクなんです。
だって10レベルに色を抜くってことは、どのメーカーのお薬を使うにしても
同じ方法で脱色するわけですので。
ってことは傷む量も同じ。
さらにカラーをするってことは、
髪の内部に薬を浸透させる為にキューティクルを開かなくてはいけないので
やはりキューティクルに対するダメージも同じ・・・。
例えオーガニックカラーであろうが無かろうが、
普通のカラー剤と同じように茶色くなるなら、ダメージは同じです。
ダメージを極力抑えるなら、シャンプー後の乳化という作業をきちんとした方が
オーガニックカラーにするよりもよっぽどいいです。
当店では乳化のあとに、過酸化水素除去もちゃんとしますが(^_^;)
カラー剤には、
●キューティクルを剥がす力と、
●お米をブリーチする力と
●人工の色のついた米(染料・ジアミン)
が、入っているという話をしますが、
この3つは全ての茶色くなるお薬(全メーカーのカラー剤)
にほぼ同じものが入っています。
ただし、数%の響きのいい成分が入っているかで
メーカーは他メーカーとの差別化を図ります。
ネーミングの差別化です。
その一つが
「ヒアルロン酸カラー」だったり
「トリートメントカラー」だったり
「オーガニックカラー」だったりするんです。
ほとんどの成分って、元をたどればほぼ天然成分ですよね。
天然成分を合成して色んな成分が出来るんですから、
合成する前の元の成分は天然成分ですよ。
シリコンだって元は珪石って言う石なんですから、
石から抽出したものがシリコンで
重合されてシリコーン(シャンプーとかに入ってるシリコンはこっちです)
だからシリコンだって言いようによっては天然成分ですよね。
耳触りのいい言葉には惑わされず、
明るくなるなら、それは明るくなった分だけ
ダメージのあるお薬ということです。