『【es】~Theme of es~』―人はなぜ合理的な判断ができないか?― | 厳選解読~Mr.Children's songs~

『【es】~Theme of es~』―人はなぜ合理的な判断ができないか?―

前回のブログではMr.Childrenとは直接関係ない

内容の記事を書きました

 ↓  ↓  ↓

『人は合理的に判断できるのか?』

http://ameblo.jp/regress-or-progress/theme-10002172110.html


で、実はその答えとなるキーワードが彼らの歌の中に

あるので今日はその詩をPick Upしました


ちょっと心理学的な話になりますが【es】(別名イド)っていう

概念があってこれはジムクンド・フロイトっていう人が提唱

したものです


細かく説明するとめんどくさいのでかなり簡単に説明すると

人間には自分が意識できる部分の心と意識できないここと

(これを無意識)があるといっているのです


で、ここからは説が様々ですが人が行動する、もしくは自分で

意識できる部分は全体の3%ととももっと少ないともいわれて

いるのです


つまり、前回の話でいくと自分の行動、判断のうちで自分が

意識的、つまり合理的ってことで動けるのは3%程度に過ぎない

ということなのです


で、【es】のことを人は衝動とも呼ぶわけです

人はほとんど衝動とかで動いているという意味が

わかっていただけるのではないでしょうか?


しかもこの衝動は「~したい」っていう欲求の衝動

であるというのです


この典型的なものが「恋愛感情」なんじゃないでしょうか!?


例え叶わないとわかっていても、例えいけないとわかって

いても止められない欲求衝動なのでしょう、、、


だから、物知り顔で「諦めることにした」とか「~だからしょうがない」

見たいなことを言っている人って本当は嘘を付いていだけなんじゃ

ないでしょうか


そして、客観的に第3者から見ると、何であんなにバカな恋に

落ちていくんだろう!?とか止めてけばいいのに~なんて

わかることを人は止められないのでしょう!!


もちろん、恋愛だけではなくて僕自身も、皆さんも持つ殆ど全ての

欲求はこの【es】という非合理的な衝動によってもたらされている

らしいのです、、、


だから、結論としては気持ちに素直に、欲求に素直に生きることが

その人の能力や才能、人間性を一番高めることなのではないかと

思います


だから、自分の欲求を知ることは非常に大切だと思います



で、相変わらず前置きが長くなりましたが本旨である解読を

はじめさせていただきます


【es】~Theme of es~


衝動(抑えられない欲求)


Ah 長いレールの上を歩む旅路だ
風に吹かれ バランスとりながら
Ah “答え”なんてどこにも見当たらないけど
それでいいさ 流れるまま進もう

人生っていうのはきっと長旅みたいなもん

なんだろうな~

楽しみや悲しみを乗り越えながら進む

でも、正しい生き方って未だにわかんないな~

でも、そんなことはどうでもいいからあるがまま

に生きていこう


手にしたものを失う怖さに
縛られるぐらいなら勲章などいらない

自分を縛ることで得られる何かがあるとすれば

きっと本末転倒だから


何が起こっても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせる「es」

今の時代きっと予測できないことばかり、予定とちがう

ことばかりだってのはわかっているから

ただ、とにかく僕の思うがままに、理想に向けて邁進

して行こう!!

僕の心の衝動を信じて・・・


Ah 自分の弱さをまだ認められずに
恋にすがり 傷つけるたび思う

でも、時に自分の心なんて絶対コントロール

できるって思って、でも又恋に溺れ相手を

きづ付けてしまった時に


「愛とはつまり幻想なんだよ」と
言い切っちまった方がラクになれるかもなんてね

愛とか恋なんて錯覚だよって言い切れちゃうと

衝動なんてただの幻想だよって言い切れると

気が楽になるのにな~


甘えや嫉妬やズルさを抱えながら誰もが生きてる
それでも人が好きだよそして あなたを愛してる

でも、人に甘えたいとか、自分を守りたいとかって

いうのも人間らしさなんだよ

でも、そんな不完全な人間が好きで、不完全な

あなたが未だに大好きなんだ


Oh なんてヒューマン
裸になってさ 君と向き合っていたい
栄冠も成功も地位も名誉も
たいしてさ 意味ないじゃん

僕の衝動はただ君と向き合いたいって

ことだけなんだ~

だから、社会的な地位とかお金とか

そんなの僕にとっては余り意味がないんだ

それが僕の気持ちなんだ~


今ここにいる自分をきっと誰もが信じてたいのさ
過ぎた日々に別れ告げて君は歩き出す
何が起きても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせてくれ

人は今の自分を正当化したいもんだ

だから、過去なんかに縛られずに未来を見たらいいよ

この先だってどんな変化が起きるのかはわからないけど

僕は、自分の欲求に正直に生きるんだ~

この気持ちに正直に


僕の中にある「es」


僕の中の何かが僕を動かすんだ~



きっと人がダイエットに成功しないのも、仕事が

上手くいかないのも、ひょっとしたら恋に失敗するのも

まず、自分の欲求を押し殺そうと思うからなんじゃない

かと思います


そして、欲求を押し殺そうとすると無気力=諦めの境地に

入ってしまうのでしょう!!


だから、自分を押し殺さず、自分らしさを通せる環境作り

ってホント大事だと思います


皆さんが思うより選択肢ってたくさんあるんじゃないかな~


Mr.Children, 桜井和寿, 小林武史
es~Theme of es~

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【es】~Theme of es~
作詩 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿 編曲 : 小林武史 & Mr.Children
Ah 長いレールの上を歩む旅路だ
風に吹かれ バランスとりながら
Ah “答え”なんてどこにも見当たらないけど
それでいいさ 流れるまま進もう

手にしたものを失う怖さに
縛られるぐらいなら勲章などいらない

何が起こっても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせる「es」

Ah 自分の弱さをまだ認められずに
恋にすがり 傷つけるたび思う

「愛とはつまり幻想なんだよ」と
言い切っちまった方がラクになれるかもなんてね

甘えや嫉妬やズルさを抱えながら誰もが生きてる
それでも人が好きだよそして あなたを愛してる

Oh なんてヒューマン
裸になってさ 君と向き合っていたい
栄冠も成功も地位も名誉も
たいしてさ 意味ないじゃん

今ここにいる自分をきっと誰もが信じてたいのさ
過ぎた日々に別れ告げて君は歩き出す
何が起きても変じゃないそんな時代さ覚悟はできてる
よろこびに触れたくて明日へ 僕を走らせてくれ

僕の中にある「es」