Bird Cage ―束縛からの解放の果てに― | 厳選解読~Mr.Children's songs~

Bird Cage ―束縛からの解放の果てに―

この曲を聞いた時ミスチルの中の曲では初めて

嫌悪感を及ぼすほど嫌な気がした


この詩はとても曲調も、歌詞も暗い・・・

じめじめしていて、なんて下向きな詩なんだ!!

と最初はいつも飛ばしてアルバムを聞いてました


しかし、悪魔の誘惑というべきなのか、次第に

たまに聞き始め、なんとなく興味を満ち始める

ようになりました


何故かと思えば、この詩自体が恐らくかなり

桜井さんの実体験からできた詩なんじゃないか

と思うほどリアリティーのある歌詞なのです


そういう意味では、人間の暗い部分を、綺麗

ではない部分を歌にしたものなのかも知れ

ません


Bird Cage


凝り固まった二人の関係


綺麗なはずのすっとした手も
これで見納めかなぁ?
今になっちゃえば名残惜しく思える

好きでたまらなかった君のこともきっと

これで見るのは最後だろ

最後の最後でちょっとだけ後悔もする


話し合ったって何一つ
分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ

君と何度も話し合ったけど、互いの気持ちは

理解できなかったな

ただ、「別の未来を歩もう」という考えだけは

一致したね


あなたの口づけで僕が変われたならいいのに
お互いの両手は自分のことで塞がってる
笑いながら はしゃぎながら
誤魔化してきた 叫び声が
胸の 奥に 響く
重く 重く 重く

あの頃、僕が妥協して君をしっかり見れれば

よかったんだろうけど

お互い自分のことで精一杯だったんだよね

だから、いつも笑って誤魔化して問題をかみ殺し

てきちゃったよね

そんなときの記憶が蘇る

胸の中で後悔の念が響くんだ

とっても深い後悔が


間抜けな神様が僕らを
つがいで飼おうとして
狭い鳥籠に入れたなら今頃

きっと型にはまってお互いに束縛しあった

あれが良くなかったんだろうね

あの時からずっと無理してたよね、、

2人とも


絵に描いたような幸せが
訪れていたのかなぁ?
発狂しないで僕ら暮らしていたかなぁ?

あの時って、理想の幸せだった気がしたけど

違ったのかな?

それとも、世界一不幸な暮らしだったのかな?


あなたの溜め息で
世界が曇るはずないのに
真面目な顔をして悩める女を演じてた
そのプライドを保ちながら
迷いながら 妥協しながら
日毎 愛情は 渇く
孤独 孤独 孤独

あなたが落ち込んだからって、世の中に

影響を与えるわけじゃないのに

君はいつも一生懸命がんばって、考える

女を気取ってたよね

常に自分のプライドを守りながら

その中で、迷って、ぎりぎりの選択をして

どんどん僕が嫌になっていったんだね

いつもいつも一人を感じてたんだろうね


明日から僕ら晴れて自由の身だ
鳥篭のドアはもう開いてるんだ
だから 遠く 遠くへ
オアシスの前で力尽きるとしても
明日へと 僕ら飛んでいかなくちゃなんない
ずっと 遠く 遠くへ
蒼い 浅い 昨日を嘆く
やがて 脆く 時が 洗い流していく
甘い記憶
遠く 遠く 遠く
遠く 遠く 遠くへ


でも、今日で終わりだ

やっと僕らは束縛から解放されるんだ

もう明日から僕らは自由なんだ

だから、大きく羽を開いて飛び立っていこう

お互い別の方向へ

たとえ理想の未来にたどり着けなかったとしても

振り返らずに

昨日までの2人の暗い生活を糧にして

そして、あの良かった思い出さえも捨て去って

2人は別々のところへ、全然違う未来へ羽ばたこう



本当に愛し合った2人の別れ、複雑な想いでしょう


よく考えるのが例えば5年間仲の良かった友達が

いなくなるのってかなり寂しい


それが、愛し合った2人であれば尚のこと

多分嫌いになることはないでしょう


ただ、「好きではない」とか「一緒にいてはダメなんだ」

というような気持ちが強いのではないでしょうか


その時もはや愛情ではなく愛着が強くなってしまうのかも

しれません


そんな2人が新たに別々の道に向かう時、近すぎた関係を

「この際一気に離してやる」という強烈な覚悟がないと2人で

停滞してしまうのでしょう


何度も2人の中の関係性を変えることで何とかやり直せる

んじゃないか!?とか話つくした挙句別れを選ぶことが

人生にはあるのかもしれません


そんな別れをプラスに変えるか、マイナスに入ってしまうか

全ては捉え方次第かもしれないですね


男女問題は本当に難しいですね!

それでも、愛さずにはいられないのが人間です・・・


そう、不合理な、不完全な存在なんでしょう~


Mr.Children
It’s a wonderful world

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Bird Cage
作詩 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿 編曲 : 小林武史 & Mr.Children
綺麗なはずのすっとした手も
これで見納めかなぁ?
今になっちゃえば名残惜しく思える

話し合ったって何一つ
分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ

あなたの口づけで僕が変われたならいいのに
お互いの両手は自分のことで塞がってる
笑いながら はしゃぎながら
誤魔化してきた 叫び声が
胸の 奥に 響く
重く 重く 重く

間抜けな神様が僕らを
つがいで飼おうとして
狭い鳥籠に入れたなら今頃

絵に描いたような幸せが
訪れていたのかなぁ?
発狂しないで僕ら暮らしていたかなぁ?

あなたの溜め息で
世界が曇るはずないのに
真面目な顔をして悩める女を演じてた
そのプライドを保ちながら
迷いながら 妥協しながら
日毎 愛情は 渇く
孤独 孤独 孤独

明日から僕ら晴れて自由の身だ
鳥篭のドアはもう開いてるんだ
だから 遠く 遠くへ
オアシスの前で力尽きるとしても
明日へと 僕ら飛んでいかなくちゃなんない
ずっと 遠く 遠くへ
蒼い 浅い 昨日を嘆く
やがて 脆く 時が 洗い流していく
甘い記憶
遠く 遠く 遠く
遠く 遠く 遠くへ