『ジェラシー』―利己的な遺伝子― | 厳選解読~Mr.Children's songs~

『ジェラシー』―利己的な遺伝子―



今回は『Atomic Heart』よりジェラシーを取り上げて見たいと

思います。。。


この詩は櫻井さんが遺伝子の勉強をしていた時に出来た

詩だったと思います。


ジェラシー


このタイトルは、嫉妬という意味ですが、理性では抑えられない

衝動のことを言っているのかと思います。


この宇宙を漂う無数の惑星屑
人類の夢をのせた地球
地上へと舞い下りた 僕らの魂は
愛を求め彷徨いだす midnight


無限の宇宙の中で、偶然人間として生まれた

僕らは人を愛すことなく生きていけない。


月影の fall in love
そっと ささやく天使たち
果てるまで we make love
今日も こぼれ落ちる汗

そして、恋に落ち、肉体関係を持っている今


魔性の恋に魅せられて
母性の海に抱かれて
虚ろな夢よ 眠れ
君が望んでる愛と
僕を満たす悦びを
激しく揺さぶる ジェラシー

君に見せられた僕は、理性を失う

自分の世界に入ってしまう

あなたの望む愛と僕が満足することの

ギャップにいつも打ちひしがれる

この思いはいったい何なんだろう


うなされて目覚めた 物憂げな朝に
飛び込んだ世紀末のニュース
形あるもの皆 終りが来るとゆうのに
不思議な程 美しき君の肉体

朝起きると、考えられないような事件が

ニュースで流れていた

戦争で多くの人が死んだという

確かに、生まれてきたら必ず死ぬ

永遠なんてないことは知っている

でも、それでも君への思いだけは

永遠に見えてくる


裏腹の my sweet heart
いっそ 傷つけたい程に
押し寄せる 乱暴な衝動
もう 止まらない

それほど愛してるにも関わらず、

君を何故か傷つけるようなことを

してしまう。

そんなことしたいわけじゃないのに


罪深き恋の中で
愛しさに身悶えて
儚い闇を泳ぐ
互いの傷を持ち寄って
気がふれる程 抱き合って
心に いきづく ジェラシー

この罪深い愛の中で、愛しさに打ちひしがれて

彷徨っていく

互いに傷つけあい、その過去を思い出として

もちより、とりあえず狂うほどに抱き合った

心の中にあるこの感情はいったい何なんだろう?


僕らを操る遺伝子
果てしない生命の神秘
なぜ人類は愛という
愚かな夢に溺れる

そうだ、きっとこれは僕らを創る遺伝子のせいなんだ

この無限の生命の中で僕らの理解できない遺伝子なんだ

何で、遺伝子は僕らを愛という幻想に閉じ込めてしまうの

だろう


魔性の恋に魅せられて
母性の海に抱かれて
虚ろな夢よ 眠れ
互いの傷を持ち寄って
気がふれる程 抱き合って
心までも縛りたい
君が望んでる愛と
僕を満たす悦びが
激しく揺さぶる ジェラシー


傷つけあう恋にまた見せられてしまった

母性に包まれたかった

そして、又幻想の中にうもれていく

互いの傷(過去)を抱えて

お互いにその傷を慰めあい抱き合って

君の心だって自由に操作したい

ただ、君の望むものと、僕が君に望む

ことの差にいつも苦しめられる、、恋


この、ギャップっていうのは本当に相手のことを

考えているわけではなく、自分の中にある理想の

彼女を思い浮かべることから出てくるのかもしれ

ない


僕らはいつも本当は自分のことしか考えていないのかも

知れない。利己的な遺伝子は自己満足を満たそうとうごく

のだろうか。


そして、そのギャップに悩む、満たされない未熟な男と女

この差は遺伝子の進化によって埋まるのでしょうか?


Mr.Children, 桜井和寿, 小林武史
Atomic Heart

================================================================================

ジェラシー
作詩 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿 & 小林武史 編曲 : 小林武史 & Mr.Children
この宇宙を漂う無数の惑星屑
人類の夢をのせた地球
地上へと舞い下りた 僕らの魂は
愛を求め彷徨いだす midnight

月影の fall in love
そっと ささやく天使たち
果てるまで we make love
今日も こぼれ落ちる汗

魔性の恋に魅せられて
母性の海に抱かれて
虚ろな夢よ 眠れ
君が望んでる愛と
僕を満たす悦びを
激しく揺さぶる ジェラシー

うなされて目覚めた 物憂げな朝に
飛び込んだ世紀末のニュース
形あるもの皆 終りが来るとゆうのに
不思議な程 美しき君の肉体

裏腹の my sweet heart
いっそ 傷つけたい程に
押し寄せる 乱暴な衝動
もう 止まらない

罪深き恋の中で
愛しさに身悶えて
儚い闇を泳ぐ
互いの傷を持ち寄って
気がふれる程 抱き合って
心に いきづく ジェラシー

僕らを操る遺伝子
果てしない生命の神秘
なぜ人類は愛という
愚かな夢に溺れる

魔性の恋に魅せられて
母性の海に抱かれて
虚ろな夢よ 眠れ
互いの傷を持ち寄って
気がふれる程 抱き合って
心までも縛りたい
君が望んでる愛と
僕を満たす悦びが
激しく揺さぶる ジェラシー