マシンガンをぶっ放せ-Mr.Children Bootleg~a value judgment~ | 厳選解読~Mr.Children's songs~

マシンガンをぶっ放せ-Mr.Children Bootleg~a value judgment~

この文章を書くとき初めて気が付きました。


この歌のサブタイトルに『Mr.Children Bootleg』という

物が付いたことに。


>『深海』レコーディング時に作られていながら収録されなかったという意味で,{Mr.Children#Bootleg}という>サブ・タイトルがついているマキシ・シングル。これを聴くと,桜井和寿の詩人としての素晴らしさを改めて感>じることができる


ということです。ミスチルファンとしては恥ずかしいことにその事実に

今日はじめて気が付きました・・・


ま、そんな前置きはさておきこの詩を解説するときつけたのは

~a value judgment=価値判断~です。


この詩はミスチルとしては珍しく、また桜井さんとしては珍しく

彼の価値観を直接的に歌っているような気がします。


あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る
「また核実験をするなんて一体どういうつもり?」
愛にしゃぶりついたんさい
愛にすがりついたんさい


やがて来る“死の存在”に目を背け過ごすけど
残念ですが僕が生きている事に意味はない
愛せよ目の前の不条理を
憎めよ都合のいい道徳を
そして僕に才能をくれ

⇒偽善をNoとする。自分の存在意義を否定する。一般的価値観=道徳も

 偽善としてとらえている。

 でも、生きていれば必ず感じる不条理のみを肯定する。


見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother
正義も悪もないこの時代を行進していく兵士です
殺人鬼も聖者も凡人も共存してくしかないんですね
触らなくたって神は祟っちゃう
救いの唄は聞こえちゃこないさ

⇒そう、本当は否定も肯定もできないことが多い世の中で

  敵か見方、良いことか悪いことかも良くわからない判断の

  付かない人生を歩んでいる。そんなことを考えていても

  考えなくても供に生きるしかないし、生きていればいやなこと

  ばかりが起こるのではないかと思う


参考書を持って挑んだんじゃ一生謎は解けぬ
良識を重んじてる善人がもはや罪だよ
愛せよ目の前の疫病を
憎めよ無能なる組織を
そして僕にコンドームをくれ

⇒そんな難しい世の中だけど、当たり前の価値観を

 信じている人はもはや馬鹿である。

 世の中の悪を一度愛してみろ、当たり前に思う

 自分の周りを疑ってみろ。

 そして、そんな悪を一つでも防いでみろ!!


僕は昇りまた落ちてゆく 愛に似た金を握って
どうせ逆らえぬ人を殴った 天使の様な素振りで
毒蜘蛛も犬も乳飲み子も共存すべきだよと言って
偽らざる人がいるはずないじゃん
この現実に目を向けなさい

⇒人生は上手くいくときも、だめなときもある。

  上手くいっているときには調子に乗り、綺麗な

  言葉を吐くけど、結局でもホントは皆偽善なんだろ!!


愛せよ単調な生活を
鏡に映っている人物を
憎めよ生まれてきた悲劇を
飼い慣らされちまった本能を
そして事の真相をえぐれ

⇒そんなときこそ、自分の生活を、自分自身を

  自分の運命を肯定して、そして本当の自分を

  本質を見抜け!!


見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother
天に唾を吐きかけるような行き場のない怒りです
宗教も化学もUFOも信じれるから悲惨で
絡まりあって本心偽って
めくるめくの every day
僕は昇りまた落ちてゆく
何だってまかり通る世界へ


⇒そんな風に自分の目で見ると、今まで自分が飲まれてきた

 価値観にうんざりし、本心を偽っていたことに気が付く。

 そうすると、今まで信じられなかった価値観、胡散臭いと

 思っていた価値観すらすべて信じられるように思えてくる。

 


結局この歌のいいたいことは、これが良い、悪いでは無く

自分の価値観を持て』ということではないかな~


今回は普通でした。。複雑なことでもシンプルなのが

Mr.Childrenなんでしょうね!!


Mr.Children, 桜井和寿, 小林武史
マシンガンをぶっ放せ~ミスター・チルドレン・ブートレグ

==============================





マシンガンをぶっ放せ-Mr.Children Bootleg-
作詩 : 桜井和寿 作曲 : 桜井和寿 編曲 : 小林武史 & Mr.Children
あのニュースキャスターが人類を代弁して喋る
「また核実験をするなんて一体どういうつもり?」
愛にしゃぶりついたんさい
愛にすがりついたんさい

やがて来る“死の存在”に目を背け過ごすけど
残念ですが僕が生きている事に意味はない
愛せよ目の前の不条理を
憎めよ都合のいい道徳を
そして僕に才能をくれ

見えない敵にマシンガンをぶっ放せ Sister and Brother
正義も悪もないこの時代を行進していく兵士です
殺人鬼も聖者も凡人も共存してくしかないんですね
触らなくたって神は祟っちゃう
救いの唄は聞こえちゃこないさ

参考書を持って挑んだんじゃ一生謎は解けぬ
良識を重んじてる善人がもはや罪だよ
愛せよ目の前の疫病を
憎めよ無能なる組織を
そして僕にコンドームをくれ

僕は昇りまた落ちてゆく 愛に似た金を握って
どうせ逆らえぬ人を殴った 天使の様な素振りで
毒蜘蛛も犬も乳飲み子も共存すべきだよと言って
偽らざる人がいるはずないじゃん
この現実に目を向けなさい