『跳べ』――過去の影響下にある潜在意識を変えるには――
前回、前々回の『シーラカンス』『深海』では過去の
経験から生まれる変えることのできない潜在意識の
影響に関して書いてきましたが、では人は大きく変化し
進化することはできないのか?ということに関して
『跳べ』という詩を基にしていきます。
以前も書きましたが櫻井さんはおそらく、深海、BOLERO
の頃からとその後で詩の感じが変化したのはその辺の
答えを見つけ出したからなのではないでしょうか!?
つまり、これ以降、特に最近の曲になればなるほど未来志向の
詩に変わっているような気がするのです。今の僕にとっては
一番この詩が気分に会っている気がします!!
この詩を一々引用すると長すぎるので感想だけ書きます。
歌詞は一番下に書いておきます。興味のある人は
見てみてください
はじめに平凡なこの歌の主人公がいつも変わろうと
がんばってはいるけど、結局いつまでたっても変われない
と嘆いています。
ところがある日へんてこな夢を見て、次の日夢に出てきた
死んだお婆ちゃんの仏壇に手を合わせた瞬間に自分の
理由はわからないが頭が整理され、すべきこと急にかった
のです。
「そーなんだ自分でできないって決め付けてただけじゃないか~」
となるわけです。
そう、ここで主人公は急にポジティブに変わるのです。
そして、今までネガティブに捕らえていた事象がすべて
変化するきっかけに見えてくるのです。
大脳生理学的に、脳は一般的に過去形、未来形ではなく
現在形、つまり「したい!」や「できなった」ではなく「~する、
している」という目標しか実現ができないそうです。
スポーツ選手の行うイメージトレーニングは必ずかつシーンを
思い浮かべるのです。誰かが言ってましたが、勝負はすでに
イメージで勝っているほうの勝ちなのです。
脳はイメージと現実のギャップがどうも許せないらしいのです。
この詩からはこんなことが読み取れるのではないでしょうか!!
つまり、潜在意識を変える最上の手段はイメージ、言葉を変える
ただそれだけだったのです。
言い訳や言い逃れを排除して、後は成功イメージをはっきり
思い描けば、人はなりたい自分に進化、成長できるのです。
こうしてみると、最近の詩と昔の詩では大きく捉え方が
変わってますね~。
僕は圧倒的に今のMr.Childrenの考え方のほうが好きです。
- Mr.Children, Kazutoshi Sakurai, Takeshi Kobayashi
- I LOVE U
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大体 君の知っての通りだ 頑張っちゃいるんだけれど 実際はこんなスケールの小さなボンクラ 中肉中背 ガキの頃から これといった特技はなく 褒められも 叱られもしないで来たんです 変わんなくちゃ今日で終わりにしなくちゃなぁ 毎回誓い立てるけど 一向に標的へと進んでる気がしない 腰痛と偏頭痛 抱えてる 家庭環境も良くは無い そんなネタを楯にして逃げてばかりで この間 ヘンテコな夢を見た おばあちゃんが出てきて 弱った僕をおんぶしてくれて 悪い奴らをやっつけた その翌朝 仏壇に手を 合わせて お礼を言って そこで世界がクリアに見えた どういった理由かは分からない 実際 そうだったんだからそれでいい 跳べ! 向かい風に乗って 「どうせ出来やしない」と植え付けた自己暗示を引っこ抜いて呪縛を 解け!カーペットの上 ソファーの上 思い立った瞬間 そこは滑走路 跳べ 跳べ 通りを我が物顔して 馬鹿騒ぎしてる若人に 実際はちょっとジェラシー感じていたりします 安定を得るために切り捨てた 衝動が化けて出てきて 枕元で言うんだ 「跳びたい 跳びたい」と プリン体の存在を知れば 選ぶビールを変える 日本中がみんな みのもんた 生き抜く秘訣を手にしたい だけど昨日 夜が明けるまで 浴びるほど呑んで なぜかそれ以来調子いいんだ どういった理由かは分からない 実際 そうだったんだからそれでいい 跳べ! イメージの羽 ばたつかせて失敗を前提にした言い逃れを引っこ抜いて呪縛を 解け!滑り台の上 ベンチの上 思い立った瞬間 そこは出発点 跳べ 跳べ 自分を縛ってる命綱 そいつを離してみるんだ そして自由を掴み取るんだ 取るんだ ワン ツーのスリー GO!で走り出すんだ 目指すべき場所はなくとも いつか辿り着くんだ 跳ぶんだ そうだ ここが出発点 そうだ ここが滑走路 羽を開き 呪縛を解き そうだ ここが出発点 そうだ ここが滑走路 目指すべき場所はなくとも離陸せよ! |