精密検査の結果が出て、治療についての説明を受けました。
担当のお医者さまは良さそうな方でしたが、私はその病院で治療を受けるつもりはありませんでした。
母が最初に入院していた病院で
そこで治療をする気にはなれなかったから…
先生に伝えると、
「いいよ、どこでも紹介状を書くよ。
どこがいい?」
嫌な顔せず、そう言ってくださり、
私はF病院をお願いしました。
F病院を選んだのは、自宅から離れており
誰にも会わないだろうと思ったこと、
F病院のI先生は乳腺外科ではとても有名な方らしく、そこに行くように勧められたからでした。
セカンドオピニオンでI先生にお会いしたのは、
17時すぎの誰もいない外来で
受付後、すぐに診察室に呼んでいただきました。
事前に送ってあったデータをみて
先生は、私がやらなければならないことをはっきりと教えてくれました。
術前抗ガン剤治療
左手乳房温存手術
腋下郭清手術
放射線治療
ホルモン治療
そしてそれぞれの意味、目的をパソコンの画面でとてもわかりやすく説明してくれました。
さらに
もしこの治療をしなかったらその先にはどんなことが起こると想定されるのか、それもはっきりと教えてくれました。
「君はね、まだそっちに行っていけないんだよ」
生きるための努力をしなければならない
そう思いました。
私は
乳がんになったんだ
この病気は
たんぽぽの綿毛のように
全身に小さな種が広がっているかもしれないと
想定して治療をするんだ
抗ガン剤をするのはそういう意味があるからなんだ
放射線治療は手術とセットで
ホルモン治療は10年続く
不思議と全て納得がいき、
F病院に転院を決めました。
6月10日、誕生日の夜でした。
