乳がんリハビリヨガのクラスを
リボンヨガ
と名付けました。
キャンサーヨガとか
がんサバイバーヨガとか
直接的で力強いネーミングもあるのだけど
私は病気を主張したネーミングに
少し気が引けます。
インストラクターとして仕事を始めてから
ずっとずっとお世話になっているオフィスプロスタジオ（福山市）
素敵なスタジオシャニさんで
リボンヨガをさせていただけることになりました。
本来は治療中の方にもお勧めできる内容ですが
今回は治療後の方を対象としています。
7月27日（木）10:30~11:45
ご予約は
オフィスプロスタジオ tel 084-928-8825
参加について不安な方はメール相談を受け付けています。
39＠re-re-studio.com
担当 松本久美子
（8月以降の開催もあります）
乳がんの手術後
びっくりするぐらい腕の動きは悪くなりました。
正確に言うと、肩関節の可動域が制限されると言ったらいいのでしょうか。
私は乳房温存手術、腋窩郭清手術を行ったので
ドレーンが付いている間は左腕を動かせず
でも、その間はほんの１週間くらい
こんな袋をぶら下げて過ごしていました。
傷の痛みは日毎になくなりましたが
とにかく腕が動かない
胸を開いて、大きく深呼吸〜〜〜とか
できない、できない
こうやって浅い呼吸になるのね
こうやってうつむきの姿勢が癖になり
こうやって猫背になっちゃうんだな
身体はつながっているので
それだけにとどまらず
動きを制限されることで
全ての動作がスローモーション
しかも
抗がん剤治療の副作用だった痺れは
なかなか治らないのです。
先生も半年から１年かかると・・・
動くことに消極的になる材料ばかりが揃う現実
みんなどうしてるの？
みんなどうやって日常を取り戻してるの？
どうやってかわちゃった体を受け止めてるの？
心は元気でいられるの？
私にはヨガがありました。
ベッドの中で、動けなかった時に思い出せた
「呼吸だけでもヨガです」
治療前のような深い呼吸なんてできなかったけれど
ゆっくり呼吸をし
その呼吸に意識を向けることを繰り返すうち
ふと
心が軽くなっていた
気持ちいいなと思った後の
不思議な満足感
できることがあった
こんな絶望的な気持ちの時でも
「できる」ことがあるだけで
ココロはこんなにも救われる
ココロが動いたら
じゃ、頑張って起き上がってみようかな
何か他にもできることはあるか試してみようかな
そんな風に不思議と身体も動きました。
ヨガってすごい
ヨガのチカラを知ることができた瞬間でした。
リボンヨガは呼吸をメインとし
腕に負担のかかる動きは行いません。
無理なく、それぞれにあった範囲で動けることに
喜びを感じていただけると嬉しいなと思います。
リ・ボーン
生まれ変わりという意味も込めて
ヨガのチカラを伝えたい