もう少しでおじいちゃんの手術が始まる。
ガンの摘出ではなく、食事を取る楽しみを最期まで持ってもらうために
健康な胃の上部と腸をつなぐバイパス手術。
一時はおかゆを食べ、歩くリハビリを始めるまで回復し、退院を目指していたのだけれど、
どうしてもおかゆを食べる刺激で胃のガン周辺から出血し、
そのたびに輸血が必要になってしまうので手術をすることにした。
もう全身に転移しているので、お医者様からもタイムリミットは聞いているのだけれど、
今の私たち家族の願いは、いかに長く生きてもらうかということより、
いかに穏やかにその日を迎えられるかということに集中している。
母から、「ようこが送ってくれたアロマ効いてるみたいよ~。落ち着いて眠れるようになったみたい。」
と教えてもらって、ちょっと・・・ほっ。
人それぞれ、いろんな死の迎え方がある。
でも、ガンに関しては最期の時をどのように生きたいかを選択できる病だと私は思っている。
「ガン家系」というものが本当に存在するなら、私の家はまさしく「ガン家系」で
血のつながっている近い家族でガンはおじいちゃんが6人目だ。
一言にガンと言っても症状が多様で、その人の性格によっても治療方針は変わってくる。
だから同じガンでも、「こうした方がいい!こうしなければ!」というものは一律ではなくて、
その人がどうしたいかが一番大事なんだなぁとあらためて思う。
昨日の夜、息子がど~んとソファーに横になり、
「今だけ足をコチョコチョしていいで!」
というので、お言葉に甘えてワシャワシャワシャ~としこたまくすぐると、ふと息子が真顔になって
「ストレス発散になった?」と聞いてきた。
「お母さん、ストレスたまってるように見えた?」と聞くと、
「うん、少し疲れてるように見えたから・・・」と答えた。
息子なりの優しさに泣いてしまうじゃないかぁ~~!!!
ダンナに「お前の家系呪われてるんちゃう?」と言われたばかりだったので、
大人と子どもで、この差はどうよ!と思いながら
息子にムギュムギュ~と抱きついた。
追記:おじいちゃんの手術は熱の為延期になってしまいました。
昨日も歩くリハビリしてたくらい元気だったんですが、
来週まで少し様子見です。
近くを通るたびに娘がくぐるオブジェ。
貞子っぽくて怖がる私を見て面白がる娘。
完全にSです。
