地域の資源を地域に還元すれば経済は潤い、雇用も発生します。



栄養や日光等を効率よく一本の木に届けるために行なわれる

木々の間引き=間伐

この間伐材を有効に活用するという地域経済共通のソリューション

その核となる可能性を秘めているのが
バイオマスです。

今回はバイオマス関連の講演を聞きましたので簡単にメモを取りました。何かの参考にしていただければ幸いです。




⬛︎林業の成長産業化による地方創生
林野庁

・森林面積は国土の2/3 2500万ha
・その内4割は人工林
・一億m3/年増加。現在49億m3
・森林整備
    =植栽、下刈り、間伐

・木材自給率
 1955 96.1% 
 2002 18.8% 底
 2014 31.2%

・国産材供給の30%は木質バイオマス

エネルギー利用向けに、林内に放置された未利用間伐材等の供給体制構築が重要。

・合板の国産材の割合
2000 3%
2014  73%

輸入丸太の供給不安を背景に、国産材に対応した技術開発で国産率上昇

・木質バイオマス
化石資源を除く動植物に由来する有機物のうち、木質由来のもの

木質バイオマスの活用は

再エネ推進
林業・地域経済活性化
雇用の確保

に貢献

・木質バイオマスの利用状況
林地残材9%
製材工場等残材 97%
建設発生木材 94%

・2025には林地残材の利用率を30%まで引き上げる目標。

・FIT
未利用木材
  2000kW未満 40円/kWh 
  2000kW以上 32円/kWh 
一般木材 24円/kWh 
リサイクル木材 13円/kWh 

・木質バイオマス5000kW
   原木換算使用量 10万m3
   売電収入 12-13億円
   燃料代として7-9億円が地域に還元

例)岡山県真庭市
10000kW

・木質バイオマスの熱利用
木質資源利用ボイラー数の推移
1999 174台
2014 2023台


⬛︎バイオマスの特徴と日立造船のバイオマスエネルギー利活用技術

・バイオマスの種類
廃棄物系バイオマス
未利用バイオマス
資源作物

・バイオマスの利点
カーボンニュートラル
未利用資源の有効活用
安定したエネルギー供給
幅広い利用用途

・バイオマスの課題
薄く広く存在するため、収集・運搬コストが高くなる

食料供給や既存用途との競合

・長期エネルギー需給見通し
2030 再エネ 22-24%
  水力 8.8-9.2.%
  太陽光 7.0%
  バイオマス 3.7-4.6%

・バイオマス利活用技術
木質燃料
バイオガス(メタン発酵)
バイオエタノール
バイオディーゼル

・バイオマスのメタン発酵プロセス

炭水化物、たんぱく質、脂肪
→有機物→酢酸→メタン➕CO2

・バイオガス発生量
   150m3N/t-生ごみ

例)宮の郷木質バイオマス発電所
5750kW

燃料は茨城、福島、栃木産の未利用材のみ=FIT価格 32円/kWh

例)京都 南部クリーンセンター第二工場
14000kW
複合発電システム=
ごみ発電➕乾式メタン発酵

・バイオマスエネルギーの持続可能な利活用のあり方

1 FIT終了後も経済的に自立した電源
2 他の電源に遜色ない発電コストの維持
3 持続可能な農業、森林経営と共存
4 生物多様性、温室効果ガス削減に寄与
5 バイオマスエネルギー利活用施設が地域の価値工場や活性化に寄与
=地方創生への貢献

⬛︎地域のきずなで未来を創るバイオマス産業都市づくり
(南丹市バイオマス産業都市構想)

・京都府南丹市
人口 33115人 
面積 616km2
(東京23区並京都の13%)
森林88%
バイオマス産業都市

・バイオマス利用状況

家畜排せつ物
 ・YBEC(八木バイオエコロジーセンター)にてメタン発酵(湿式)→バイオガス発電
 ・堆肥化

食品廃棄物
 ・CRP(カンポリサイクルプラザ)にてメタン発酵(乾式)→バイオガス発電
・廃食用油のBDF(バイオディーゼル燃料)利用

下水汚泥
 焼却処理、堆肥化

木質バイオマス
 河鹿荘チップボイラ300kW
 林地残材から美山町森林組合加工センターにて木材チップ製造

マイクロ水力発電
4台合計1.3kW

・取り組みのための連携
バイオガス事業推進協議会
南丹市液肥利用協議会
BDFの流通拡大会議