こんにちは。オリキャラの湯川睦美です。
軸の人(管理人)は4月14日に『クレヨンしんちゃん 爆盛カンフーボーイズ 拉麺大乱』を見に行きました。先週の『リメンバー・ミー』に引き続いて2回目の親子向け映画。
軸の人曰く、クレヨンしんちゃん(以下クレしん)は小学校入学前から知っており、映画のDVDもほとんど見た(ただし第2作~第19作まで)ので、何かと思い入れのある作品だそうです。
それなのに最近のアニメを見ていない理由は、「成人したからいつまでも子供向けアニメは……」というのが表向きですが、実際は「ひろしの声優が藤原啓治氏から森川智之氏に代わってしまった時点で、知っているクレしんが死んでしまった」と嘆き、見る気が起きなくなったことです。
というわけで、先週のリメンバーミーと同じ映画館に向かったわけですが……
↓感想↓※ネタバレ注意!!!
感想・評価点
-
今まで見てきたクレヨンしんちゃんの映画の中ではかなり面白い部類でした。シリーズ屈指の名作と言えるオトナ帝国には及びませんでしたが。
-
森川智之氏演じる野原ひろしの声が意外にマッチしていました。
-
修行ができなくてもマサオを見捨てない、かすかべ防衛隊の友情の熱さを感じられました。
-
ブラックパンダラーメンの運営会社『黒熊猫拉麺』が利益至上主義で、売り上げのためならばコンプライアンスを無視する、クレームは受け入れないどころか実力行使する、工場建設のために手下を地上げ屋に使うという態度は昨今のブラック企業・暴力団を、市民がラーメンを求めて暴徒化し、店のチェーン展開をしている光景は、薬物乱用を風刺したものではないかと本気で思いました。
-
凶暴化の原因が、麺に注入された黒熊猫拉麺のボスの闇突拳だったことを知りました。
-
心がぷにぷにしていない状態で十の奥義を習得したランが、自分が悪と見做した人々に向けてビームのようなものを当てているのに対し、しんのすけが「アクション仮面はそんなことしないぞ!」と叫んだ場面では、「ランの理想の世界は何か? 本当の正義とは何なのか?」と考えさせられました。
-
最後に春日部住民が敵味方構わず、ジェンカを踊るシーンは笑いそうになりました。
-
この映画を見て麺類が食べたくなり、帰り際につけ麺を食べに行きました。
- ボスとの戦いがあまりに短すぎて緊張感に欠けていました。しかも末路が倒されるのではなく、平和主義者のぷにぷにした姿に変えられたのがちょっと物足りなかった。
劇中にはいくつか、中国をモチーフにしたと思わせる部位がいくつかあったので、最後に載せておきます。
- ぷにぷに拳のモデルがカンフー
- 春日部にある中華街「アイヤータウン」の由来は中国語の感嘆詞「アイヤー(哎呀)」。日本語で言えば「あらまぁ」「マジかよ」程度
- 途中でマサオが歩きながら歌うシーンがあるが、それが「東方的威風」のメロディーだった
- ランは修行の傍ら、包子(バオズ。肉まんみたいなもの)を売っている
- 敵組織の名前が『ブラックパンダ(黒熊猫)』で、ボスも黒いパンダを飼っている。また笹を食べていた
- ぷにぷにの地に行くために成都(四川省の省都)に渡った
東方的威風の動画
あれ、感想になってない?
それは気にしないでください。