※注意!!! この先は『リメンバー・ミー』の盛大なネタバレがあります。

 

4月11日:感想を修正。


こんにちは。オリキャラの室町志帆です。

4月7日に、以前より気になっていたディズニー・ピクサー映画『リメンバー・ミー』を見に行きました。

軸の人は映画館に行ってまで映画を見るタイプじゃないので(むしろDVDが出たら借りて見る派)、初めて1人で見に行く映画だと言ってたそうです。


まず、『リメンバー・ミー(原題:COCO)』とは、2018年3月16日に公開された、ディズニー・ピクサーの最新作。本年度アカデミー賞(R)、歌曲賞、長編アニメ映画賞の2部門を受賞しています。

 

メキシコはサンタ・セシリアに住むミゲル・リヴェラは無類の音楽好きで、史上最高のミュージシャン、エルネスト・デラクルスに憧れていました。しかし、靴職人であるリヴェラ家では先祖代々伝わる掟から音楽は禁じられ、通りかかった車の音楽すら聴いてはいけないほど。ミゲルは家族の目を盗んでは、秘密の部屋でギターの練習をします。

ある日、マリアッチ広場にて行われる『死者の日(≒日本でいうお盆)』のコンテストに参加しようと、ミゲルはギターを持ちながらデラクルスの映像を見ますが、その秘密が家族にばれてしまい、隠し持っていたギターを叩き壊されてしまいます。

しかし、どうしても音楽を捨てきれないミゲルは、親子喧嘩したあとに墓地を突っ切って、デラクルスの霊廟に入り込み、そこにあるギターを弾き、死者の国に迷い込む……というストーリーです。

 

軸の人(管理人)は名作とされる「『トイ・ストーリー3』のスタッフが送る~(トイ・ストーリー3は見てない)」という宣伝があって、さらに4年前に大ヒットした映画「アナと雪の女王」の続編も同時上映されるので、「映画館に行ってみたい」という気持ちが起きました。

個人的にアナ雪はそんなに面白くなかったとは言えない

映画館で見るものとしては、初めてのディズニー映画ですね。

 

というわけで、足立区某所の映画を見に行ったわけですが……

 

↓感想(ネタバレ注意!!!)↓

 

 

 

 

 

 

 

↓アナ雪続編の感想(箇条書きです)

  • 長ったらしいだけの本編よりは面白かった気がします。
  • 王族が鐘を鳴らした後に帰る民衆に笑いそうになった。
  • オラフ馬鹿すぎ。ソリが燃えていることに気づかないなんて。何よりもサウナを持って帰る時点で何かおかしいと感じてました。
  • いちいち他人の家を一軒一軒回って伝統を聞いていくなんて、失礼じゃないの? まあ、それがアレンデールの大らかな国民性なんでしょう。
  • オラフが、アナとエルサの幼少期から作られてるってことは、オラフって量産型だったんですね。
  • 巨大なクッキーの形から、アレンデール王国はノルウェー近辺にあるんだと思いました。
  • 刺繍アニメーションの完成度が高かったです。

 

↓リメンバー・ミーの感想

総評としては……死者の国がきれいで、冒険シーンが面白くて、ミゲルとヘクターの友情に感動……。ファビュラス(最高)という言葉しか見つからない……。

軸の人は泣かなかったんですが、あたしは不覚にも泣いてしまって……、ノックアウトされました。


軸の人とあたしはこの映画を見て「もし自分が死んだら、自分のことを思い出してくれる人はいるんだろうか」と考えさせられ、同時に「家族の絆は世代を越えても切れることはない」という気持ちもこみ上げてきました。

そして、「人は死んでも、生きてる人から忘れられない限りは生き続ける」とこの映画が教えてくれた気がしてきました。軸の人とあたしは、それに応えて「いつか肉親の死が訪れても、絶対に忘れない」ようにしたいです。

最後のシシド・カフカの曲が明るくて、感動が吹き飛びそうになりそうになりましたが……

とにかく『リメンバー・ミー』は、今まで見た中で最高の映画でした。DVDが出たら家族で見ようと思います。

 

映画『リメンバー・ミー』を見て 終わり

 

 

 

 

 

 

 

独断と偏見によるキャラ評価

↓ここから先、かなり重大なネタバレが含まれてますので、映画を見てない方はここでブログを読み終えてください↓

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミゲル(CV.石橋陽彩)→音楽が何よりも好きで、史上最高のミュージシャン・デラクルスにあこがれている健気で勇敢な少年。音楽に対する情熱の強さは、わずか2秒で約束を破るほど。デラクルスに途中まで騙されていたことに気づかなかったなんて、やはり純粋なんだろうね。大人になったころにはミュージシャンになれてるのかな?

 

ヘクター(CV.藤木直人)→デラクルスとはかつてコンビを組んでいたが、今は彼のことを嫌っていた。でもそんな彼こそがデラクルスのかつての相棒で、ママ・ココの父だったのね……。忘れられて何度も消えてしまいそうになるところは「消えないで!!」と叫びそうになった。

 

犬・ダンテ(CV.フランク・ウェルカー)→今回の助っ人(人じゃなくて犬か)。彼がお供え物を食べてしまったことから、ミゲルとともに死者の国に迷い込む。アレブリヘになった後は空を飛んでたけど、ミゲルが帰った後はどうなったんだろう?

 

祖母・エレナ(CV.磯辺万沙子)→先祖の教えから頑なに音楽を排除し、ギターを持った靴磨きの客にすら文句をつけ、ミゲルが持っていたギターを叩きつける最悪のクレーマー祖母だと思ったけど、ミゲルとココの歌を聞いて泣いてるところを見て、嫌な奴じゃなかったんだなって感じた。それ以降は掟を廃止し、ミゲルに音楽を許した。

 

曾祖母・ココ(CV.大方斐紗子)→今作の重要人物。見かけや反応で「もう先は長くないな」と思ってたけど、1年後に写真になった(≒亡くなった)ことに気づいて少し悲しくなった。でもかつての両親であったヘクターやイメルダと一緒になれてよかった……と思えた。

 

高祖母・イメルダ(CV.松雪泰子)→今作のお局様でヘクターの鬼妻。エレナ同様、最初は靴で当局のパソコンをぶっ壊し、「二度と音楽をするな」と言い放つ嫌な奴としか思えなかったけど、元夫のヘクターに対するツンデレさを見せ、ミゲルにも「二度と家族のことを忘れるな」と言い残すなど、ミゲルやヘクターを心の底から嫌っていなかったようね。

 

エルネスト・デラクルス(実際はデ・ラ・クルス。CV.橋本さとし)→1896年生~1942年歿。

最初はミゲルと同じくサンタ・セシリア生まれの普通の人だったが、ギターを持って歌っているうちに史上最高のミュージシャンとあがめられ、いくつもの名曲を残し、映画にも出演した。

彼は「チャンスをつかめ!」「自分を信じろ!」と、まるで宣教師のように悩める人々を導き、その性格から死後もその人気は収まることのない有名人となった。

 

……けど、実際はコンビを組んでいたヘクターを殺害し、さらに彼のギターと彼の娘であるココに宛てた歌『リメンバー・ミー』を奪って名声を得た、史上最低の下種野郎。

デラクルスを嫌っているヘクターに映画のセリフを言い放って写真を奪った(≒思い出す人がいなければヘクターは消えてしまう)上に洞窟に投げ捨てたり、やっと彼と逢えたと喜んでいたミゲルを散々利用しては邪魔者扱いし、イメルダ一行に追い詰められたときに本性を現してミゲルを高層ビルから投げ殺そうとした極悪人。

一行の手で動かされたカメラを介して彼の悪行(ヘクターの殺害や楽曲の強奪)が伝わり、観客が一斉に手のひらを返してブーイングや物を投げつけたり、アレブリヘに飛ばされて大きな鐘に潰されたり、1年後に『忘れてやる!(≒ヘクター同様、生者の国で忘れられると、死者の国でも存在が消える)』と銅像に看板を立てられたりしたところは「天罰だ、ざまあみろ」と心の中で嘲笑した。

やはりアナ雪のハンス王子のように、いい奴になって近づいてくる人間は信用できないということが分かった。仮にあの時にヘクターが登場しなければ、ミゲルは騙されたままだったかもしれない。

 

映画『リメンバー・ミー』を見て 今度こそ終わり