Stellavoceの高島まきです。こんにちは。
芸術の秋ですね~。
私のところにも、音楽関係のご用命を頻繁にいただく季節になりました。

もう2週間前になりますが、10月30日、ここで書いた今年の2月に引き続き、日本チェロ協会主催のマスタークラス(公開レッスン)の通訳をさせていただきました。

今回の先生は、タチアナ・ヴァシリエヴァさん。
ロシアン美女です。

$英語口を作る発音トレーニング by イギリス英語使いmaki-tatjana

画像はKAJIMOTOさんからお借りしました。


さて。マスタークラスの時の準備としては、受講生が弾く曲を一応把握しておくのがまず一つあります。

全曲通して真剣に聴けないまでも、各楽章の冒頭だけでも聴いて音楽を把握しておくのと、
楽曲全体の構成を確認しておく。
(単純に「何楽章」だけでないものもあるので)

そして、先生のプロフィール確認。

事前に予習できるのはこの程度で、あとは前の晩に良く寝て、体調万全にしておくくらいです(笑)。

で、このタチアナさん、公式サイトでプロフィールを見たら、ロシアはノボシビルスクのご出身で、その後ミュンヘンで勉強なさった、と。

あら!どちらも私がご縁のあったところだわ!

ドイツは高校時代住んでいましたし、シベリアど真ん中のノボシビルスクは1995年と96年に当時勤めていた音楽祭の出張オーディション随行で行きました。
ええ、ペレストロイカ直後で大変なロシア、それも2月で夜はマイナス30度とかね(爆)


さて、マスタークラス当日、舞台登場直前にタチアナ先生に、

「先生ノボシビルスクのご出身ですよね?私、行ったことあるんですよ~」とお話ししましたら、とっても嬉しそう!

マイナス30度&アエロフロート国内便という過酷な旅が、こんなところで役に立つとは(笑)。

続けて「ドイツにも住んでましたのよ」と言いましたら、

「じゃあ私、英語はあまり得意じゃないから、もし言葉が出てこなかったらドイツ語にしてもいいかしら?」
とこれまた嬉しそうに!

先生、そういう意味で申し上げたのではありません。私のドイツ語は過去のものです(笑)。

そんな会話をささっとして、2人で舞台に上がりました。

今回の受講生は3名。皆さんお上手で個性がおありでしたが、それぞれに合わせての先生のご指導は的確でわかりやすく、さすがでした。

で、私はと言えば、一応メモとペンは持って出たのですが、以前もここで書いたとおり、公開レッスンはタイミング勝負の通訳なので、メモなんか取ってるヒマはないのですよ。

というわけで、メモなしで2時間ぶっとおし。
でも先生のレッスンと生徒さんの反応がとても興味深く、楽しくお仕事させていただきました。

懸案のドイツ語、一度だけ出ましたよ。
バッハの話のときに出てきた、「十字架」という言葉。
知ってる単語でよかったわ(笑)。

無事終わって主催者の方にもご挨拶をして、その日は帰りました。

数日後、タチアナ先生ご本人からメールが。
何事かと思ったら、なんと御礼メール!

「マスタークラスの後は疲れていたので、ちゃんとお礼も言えずに帰ってしまってごめんなさい。
 
私は日頃舞台上で話すことはないのでちょっと緊張していたのですが、あなたの通訳の仕方を見て、おかげで安心して進めることができました。ありがとう。」


えええ~!!!
なんというありがたいお言葉!
そして、私のメールアドレスはわざわざエージェント経由で聞いて下さったとのこと。

タチアナ先生、こちらこそありがとうございます!
アーチストご本人からこんなふうに言っていただけて、感激しました。

そして、今回も機会を下さったチェロ協会の皆さま、ありがとうございました。


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