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※以下ネタばれ注意
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０番隊、到着。そして……
(平子)……有馬さんは 亡くなられたのか
(琲世)……ええ
僕が 殺しました
有馬を抱いて座り込む琲世に、
静かに近寄る０番隊班長、平子丈。
…………そうか
平子上等…近付けばあなたもー
戦う気はない
！？……
平子は琲世に動じることなく歩み寄り、
息を引き取り目を閉じている有馬を見つめました。
……………………………
嘘が下手だな
……ー
驚く琲世をよそに、
平子とともに来た０番隊の隊員たちが、有馬を囲み涙を流します。
(０番隊員)平子班長
…有馬さんにお別れを言っても
ああ
……
庭の子だ
有馬貴将はあの子たちの希望だったー
琲世はその光景を見つめ、
フードをかぶり直した平子に話しかけました。
……
……平子さん…あなたは…？
俺は
ただの部下だ
平子はフードを深くかぶり整え、力強く声を上げました。
ついて来い コクリアを抜ける
……！！
０番隊は有馬貴将の命によりー
ーカネキケンの逃走を幇助する
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(瓜江)━……もう一度ご説明を…和修特等…
一方流島では、
不審な発砲音に気付き、指令室に足を運んでいた和修政。
そこには赫子のようなもので腹を貫かれている和修吉時と、首や顔のない遺体が転がっていました。
(政)指揮官の丸手特等は「殉死」した
何者かの襲撃を受けて
「逝去した和修局長」の後を追って…
……総指揮は私が執る…
こちらの対処は済んだ
瓜江はっほ、法寺特等の援護へ向え…
政は拳銃を手に取り床に放り投げると、
椅子にもたれかかり、ぶつぶつと呟き始めました。
……………………ッパ…
…………パ━
丸手…丸手ェ〜〜〜〜〜〜ッッ…
許さないからねー…あたし許さないからああああ……
ああああああああああッッッ
政はひとり床に寝転がり、
丸手の名前を憎らしく叫ぶのでした。
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政からの謎の報告に瓜江は不信感を抱いていました。
(瓜江)━局長が死に…
丸手特等が後を追った…？
米林…六月は…ここにはいなかった…
俺たちは…法寺特等の元へ向う…
(才子)わかった…
……一体…どうなってる…
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一方その頃、
アオギリアジト本拠地では、玉座で待ち構えていたタタラのもとに、法寺率いるCCG軍が到着していたのでした。
(法寺)……「赤舌連」の首領 焔を駆逐するのに
15名の特等と30名の准特等100人以上の犠牲が出ました
弟である彼の危険性はそれを凌ぐと評価しています
…アキラさん
私が死ぬぐらいの想定は済ませた上で
立ち回りをお願いします
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平子の口から思ってもみなかった言葉を聞いた琲世は、
気を落とし疲れたように平子に笑いかけました。
(琲世)ー僕の逃走を幇助…
…………………最初から…
こうするつもりだったんですね…
平子さん
僕も…有馬さんにお別れを言っても良いですか？…
平子は琲世を見つめると、左手を差し出し、
琲世にある物を手渡しました。
(平子)……「持たせてくれ」、と
………
……結局
つけてるとこ見れなかったな…
切なそうに笑みを浮かべる琲世。
咲き乱れる花の上に横たわる有馬に近寄り、北原白秋『老いしアイヌの歌』を朗読し始めました。
ー彼アイヌ、老いたる鷲
古り皺み、病み倦んずる者。ましら髯、
厳つかしきアツシシ、マキリ持ち、研ぎ、あぐらゐ、オンコそぎ、心恍れり。
オー・トイヤン・クツタリ…
(汝地上に拡張せる者よ)
総て善し、吾は拝せり。
吾は老い、吾は嘆けり。
吾は白し、早や輝けり。
吾は消えむ、ああ早やー
琲世の心に蠢めいていた白黒のタイルの世界は、
パラパラと崩れ落ち、真っ白なタイルの世界が広がっていきました。
ぼくをころしたひと
ぼくになまえをくれたひと
…ぼくに希望をたくしたひと
…………有馬さん
僕…幸せでしたよ
あなたはぼくのせんせいで
おとうさんでした。
ーありがとう。孤高でいてくれて。
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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました
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※以下感想
『和修政はゲイである』。なるほど。
瓜江にムラッときてたのは見間違いじゃなかったのか…
瓜江、目つけられてたのか…そうか……
ゲイでオネエ的な部分もあってパパっ子かァ…ﾝﾌ
あれだけ吉時さんのこと嫌ってるように見えたのに(笑)
21日の日めくりカレンダーも、
羽織袴の政と白無垢の女の人なんだけど、
女の人の顔がぐちゃぐちゃに塗りつぶされてるし、
:re61話で奥さんに指1本しか触れてないのも…つまりは、そういうことだったのか〜
これは、これからの政さんに期待！なのと、
瓜江の絶望顔が楽しみすぎるなァ〜！！！
裏切られることに定評のある瓜江久生。
それにしても、吉時さんと、その他の遺体。
なぜ吉時さんお亡くなりになられてるのか…？
しかも赫子っぽい何かにぶち抜かれてるし…うーん。
拳銃落ちてたのも気になる。
他の遺体の首と顔がないのも、誰だったのかわからなくしてるためだろうし、
仮に吉時さんの死は確定だとしても丸手さんの死は不確かですよね。
丸手さんと指令室に来てたのは２人だったから、描写はその２人の遺体だろう…。
個人的に丸手さんにはご存命でいてほしい。
でも、残ってる赫子痕についてですよね。
羽赫ではないというのはわかる…^^;
ドアとか壁を見たら鱗赫か甲赫かな！？って感じですけど、これは吉時さんが暴れた跡なのか…？
でもそうしたら、誰に腹に突き刺されたのかわからないですね(;;)
なんか見たことあるような形状だけどわからん！！！
話は変わって、タタラＶＳ法寺項介…
あぁ〜
これを……待っていたんだよ〜ッ！！！
ちょっと楽しみすぎる〜ﾎﾎﾎﾎ
どっちも頑張れ〜って感じだ。
それにしても、焔戦が激戦すぎません？
梟討伐作戦でもたくさん犠牲出てるけど、
特等と准特等が計45人殉職って…壮絶すぎでは…
それにタタラさんが弟だったって判明しましたけど、
√Aの5話EDで奥側にいた人が、焔さんかな？
【anime】持ってる人は確認できるはず…。
タタラさんが法寺さんに向ける本気モードかっこいいなァ
そして最後に琲世と有馬と平子丈。
ﾋｨ〜まさかの不戦だった…穏便にすんでた…。
それに、０番隊が案外幼そうな子達で、これまた驚いた…！
あと２人のご尊顔は後後明かされるのだろうか…
『有馬貴将は
あの子たちの希望だった━』
って、白日庭という場所を破壊するための希望だったのか、
はたまた、ただ単純に強く生き続けられていた人間だったからなのか…
有馬さんはそれほどまでにすごい人物だったんだな。
そしてクリスマスプレゼントのネクタイピン…
平子丈に預けてたってことは、自分がこうなることがわかってたってことでは？
琲世からもらったものが大切で、形身代わりにしようとしてたのかな。
胸熱……
老いしアイヌの歌は、やっぱり有馬さんのことだったんだ…
有馬さん、本当に亡くなっちゃったのか…哀しいな……(;;)
それに、琲世もといカネキさんの、
白黒タイル世界が崩壊したのすごい印象的です。
まるで、今までのしがらみが”有馬貴将”みたいな感じある…。…あれ？
『有馬貴将の死』が再び、琲世の中の”世界”を変えたってことなのかな。
ぼくをころしたひと
ぼくになまえをくれたひと
…ぼくに希望をたくしたひと
金木研をころしたのは有馬貴将。
佐々木琲世になまえを与えたのは有馬貴将。
いろいろな意味が含まれてるのか〜深み。
でも、これでまた、
琲世のなかでリゼさんが登場してきて、
白黒タイル復活しちゃったりしたら複雑な気持ちになりますね。
最後のコマも、喰種139話と似せてたりしてるのかな〜
それでは今回はここまで〜！
今回もいろいろなことが判明しましたね。
閲覧ありがとうございました！
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来週のヤングジャンプ〜！！！！！
中山先生復活の兆し…(;;)ﾋｪ
それに杉戸先生も特別読み切りくるのか…(;;)
個人的に今のヤンジャン面白いのばっかなんで、
中山先生復活してくれるの本当に嬉しい〜！
楽しみだ〜^^*