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※以下ネタばれ注意





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過去、有馬に呼び出された琲世は、
諭されるように忠告を受けていました。

(有馬)【琲世】

【アキラから報告を聞いた】
【……「仕事に甘さが見える」…】

【「喰種の駆逐に躊躇がある」、と
…いつも言っているだろう

【"喰種と話すな"、と】



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有馬と対峙する琲世は、
無言で立ちすくむ有馬を見て、問いかけるように赫子を用いて攻撃をくりだします。

(琲世)……
有馬さん…

ー結局、あなたが望むような捜査官にはなれなかった…
あなた視点、"喰種(ヒナミちゃん)"に同情をかけ…
「コクリア破り」を敢行しようとしている…

あろうことかー
恩師であるあなたに刃を向けて

……怒っていますか
それとも悲しんでいますか

……僕は、

…最後まで貴方がわからなかった

器用に赫子を操り、有馬に向かう琲世でしたが、
有馬は軽々と琲世との距離を縮めていきました。

琲世(ぼく)は
あなたの期待に応えようとした

なのに、

戸惑いも、躊躇も、貴方は見せない
有馬さん…

本当は戦いたくないです…

……
…僕だけですか
……本当に…
喋ってくれないんですねー

琲世は突き飛ばされ、コクリアの下層部へと落ちていきました。


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12月19日
流島上陸五日目

(吉時)ー戦局は?
地の利は向こうにあります

ゲリラ的な襲撃を警戒して
慎重に各地を制圧していますが
時間はかかるかと…

一方、流島付近の海では、
指揮官、和修吉時がコクリアについて報告を受けていました。


局長…
なんだ?

コクリアが…
……!
……………………  ……いかがされますか
…流島の局員には知らせるな
動揺が広がるだけだ

区内に残った防衛班を回せ…
ハ…

吉時は、冷静に対応し、
コクリアの防衛を有馬へと託しました。

頼むぞ、有馬…


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流島を探索するクインクス班。
六月を探す瓜江は、微かに匂う六月の匂いに気づきました。

(安浦)…瓜江先輩

(瓜江)ああ…
…匂うな(この血液臭…)

…六月ー



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薄暗い洞窟に六月を監禁し、
花冠をつくったトルソーは楽しそうに、六月の頭に自作の花冠をかぶせます。

(トルソ-)かわいいよ  かわいい
お、おひめさまみたいだ  かわいい!
なんでも似合うね  すごい  かわいいよ  きゅーと
かわふ  かわい  似合うよ

女の子はとにかく褒める…!!
そう本に書いてた!
(六月)……

トルソーは六月の顔を見ると、
表情を豹変させ、六月に拳を振り上げます。


……なんだよその目は…
なんだよ

褒めたのに……
一生懸命褒めたのに!!!!!

きいいいッッ!!!!!
なんでだなんでなんだ!!

男と女が二人ッ!!!
愛し合うしかないじゃないか
なんでなんでんでん!!なんでなで!!

なんで僕をそんな目で見るんだ!!
優しくしてるのに
おかしいよ君は!!
頭がおかしいよーーーーーーーーーーッッ!!
…………

拘束された状態で殴られ続ける六月は、
朦朧とする意識の中で父親のことを思い出していました。


(六月父)【ーなんだその目は!!】
【優しくしてやってんのに…】
【……】

【パパだぞ!!!】
【もっと俺を尊敬しろ】
【俺のオタマジャクシごときが!!!!!】

六月の父親は酔った様子で空き缶を握りしめ、六月の前髪を掴み、引きずりまわしています。

【痛い…はなして  はなしてよッ】
【はーいやめませーんはなしませーん
バッキバッキバッキバッキバッキ

【海にかえれよ  それか天国!!】
【……】

この様子を見ていた六月の母親は、
六月が助けを求めていたのにも関わらず、父親に怯え、見過ごすことしかできていないようでした。

【尊敬を
大いなる尊敬をこの腐れ親父にしてごらん!?!?】
【げはっ】

「最高」と言え!!!
【この豚女!!!】
【ごぼっ】

風呂場に連れてこられた六月は、
水のはられた浴槽に顔を押さえつけられ、もがき苦しんでいます。

【尊敬するまで  息すんじゃねえ】
【さ…
さ…いこう…おとうさん最高おとうさん

風呂場の床に倒れ込んだ六月は息切れ、その服は濡れていました。

【ハァ…ハァ…】
【最高か】
【……………………  …最高…です…】
【そんなに最高?】
【最…高…です…】

六月の父親は、濡れた姿の六月をなめるように見つめまわしました。

【……】
【では、】
【…最高な父として、
目に見える尊敬を享受しちゃうかな…
【……ー】


六月は父親の記憶に、トルソーを重ね合わせながら、自らの生を受け止めていました。

空や海を自由に走れたら、    すぐにでも、
ここから抜けだせるのに。

私はきっとこういう運命なんだ
男に奪われるばかり

…手も足も出ない。


トルソーは六月を寝かせ、
六月の肩を支えながら横に並んでいます。

ーさっきはごめんね…
君を愛してるんだ…
だから本気で叱る…殴る…
ね…?わかるだろ…
……うん…

幸せかい?
うん…幸せ…
よかった愛してるよ…そうだ!

崖の下に花畑があったんだ
今度君にも見せてあげる


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花咲くコクリア下層部にて再び対峙する琲世と有馬。
少し余裕のない琲世に対し、有馬は汗ひとつも流していません。

(琲世)ーなんども稽古はつけてもらったけど
本気で手合わせるのは初めてだ……

……
でも…ついていける…!!

……絵や文章、創作物で同一の表現を繰り返してしまうのは、
それはその表現が得意だからではなく、根底にコンプレックスを抱いているからだ

……有馬さん
わずかですがあなたには防御の"偏り"がある

向って左、あなたの…"右目側"ー!!

琲世は背後から有馬の右目側を狙うも、
有馬はクインケを背中に回し攻撃を防ぎました。

ここで生じるタイムロスを…
次の一手にー
(有馬)……

有馬は冷たく琲世を見つめます。

つなげ

まじめにやれ



届かない、ことばと、赫子ー。


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ネタばれ終わります
閲覧ありがとうございました


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※以下感想









琲世~~~~~~
いい加減覚悟きめようず!!!

カネキさんが優しいのは重々わかるんですけど、
喰種側で、『かっこよく、死にたい』とか、『捨て駒る』決意があるんなら、

本当は戦いたくないです…

なんて思わないんでないの!?!?
いくらなんでも芯がぶれぶれすぎる~頑張ってくれぃ……

もう"傷つける人より傷つけられる人に"じゃないんだよ。
人を守るってことはそれなりの行動が必要なんだよ。
今の琲世は、悪い意味で"優し"すぎるのでは(笑)

梟討伐戦くらいの勢いで頑張ってほしいですね、はい。



そして六月。
どうしてこの子、こんなにも不憫なの(;;)

それにしてもお父さんきっつい…
『俺のオタマジャクシごときが!!!!』なんてボキャブラリーすごいな~
お兄さんもこんなのだったのかなァ……
実の父から性的?に見られる目や、実の母から見捨てられるような幼少期…。

:re1巻で

喰種に恨みがないわけじゃない

って言ってたってことは、
1ミリでもこの環境が壊されることを望んでたんだな、と思うと、六月にとってQs班もとい琲世は、ちゃんとした居場所だったのだなと思います。

でも、:re4巻では

家族に会いたいなァ

と思ってるようなので、どっち?って感じなのですが…
はァ~瓜江はよ……



最後に有馬さん。

『喰種と話すな』

なるほど、確かに有馬さん、
vsエト、vs四方さんの時は無言で戦闘。

でも、
◆過去に四方を迎えに来た芳村店長に挨拶
◆梟討伐戦カネキ戦にて会話
してるんですよね?!

カネキ戦の時なんて、
絶対的に"喰種"ってわかるのに、自分から話しかけてる……だ、と。
「V」と関係のある喰種は例外なのかな?
いまいち理解できてない……教えて有馬さん。
JACKの時もそうでしたっけ?



うーん!
それでは、今回はここまで。
トルソーが安定に気持ち悪くてよかった、きゅーと。
閲覧ありがとうございました!