老舗プログレバンドYESのNHKホールLIVE(11月29日)を観てきました。
名盤「こわれもの」と「危機」を完全再現ということで、見逃す訳にはいきません。
注目は、リック・ウェイクマンのキーボードパートをジェフ・ダウンズがいかに再現するかでしたが、9台のキーボートを駆使して違和感なく弾きこなしていました、流石です。スティーヴ・ハウは、オリジナルメンバーでエイジアを再結成したときの来日公演では、あれあれ??な部分もあったのですが、YESでは完璧。風貌はかなり変わってしまいましたが、スティーヴ・ハウでしか表現できないギタープレイはまだまだ健在でした。圧巻だったのは、リッケンバッカーのベースが小さく見えてしまう巨体でブリブリのベースラインを弾く一方、美しく繊細なコーラスをも聴かせるクリス・スクワイアの存在はやはりYESには不可欠でしょう。アラン・ホワイトは年齢を感じさせないドラミングを披露。ヴォーカルのジョン・デイヴィソンは前回の来日より進化をしていて、ジョン・アンダーソンの歌声にさらに近づいていたように思います。
昨今、なかなかNHKホールではLIVEを開催しない洋楽アーティストですが、音響の良さは抜群ですね。各楽器の聴こえ方のバランスも良く、音量もベストに感じました。
アンコール最後は、スターシップ・トゥルーパーで大団円です。
次回は、ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが復帰して再来日してくれないかな…。(無理そうですね。)
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