今年の湯布院合宿は小倉南、サガン鳥栖など九州を代表するチームが遠征に来てくれました。
これは数年前には考えられない様な有難い時間です。
そんな素晴らしい相手と高め合うと共に湯布院合宿のもう一つの目的は、目の前の宿題を通して自分と向き合い、逃げずに乗り越えて成長すること。
湯布院合宿は一年で一番きつい合宿という位かなりハードです。
だからこそ、ここで逃げずに乗り越えた選手は成長と自信を手にして夏以降一気に伸びていきます。
そんなハードな中で戦った選手達の姿を少しだけですがご覧下さい。
最終日は早朝6時から6年生がかなり長い時間を走りました。
5年生以下は自主参加とし任せてみました。こういうところで選手の気持ちが分かります。
そんな状態で自ら貪欲に成長を掴みに来たのはこの選手達!
ちなみに2年生の選手は昨年の合宿でも早朝から頑張りました。
二人ともこれからが楽しみです。
そして恒例の坂道ダッシュ
それまで3年生の一番手だった別の選手は皆と同じ位の本数で止めていた為、気付いた時にはもう手遅れ。
油断したらまわりに抜かれてしまいます。
まるでウサギとカメのウサギのように。。
この選手は悔しさから呆然としていました。
しかし、この選手はここで終わりませんでした。なんと翌日の最終日にその選手の記録を大きく更新!
高いレベルで高め合えるライバルがいる事は幸せなことですし、これからが楽しみな二人です。
最終日はこの他にも沢山の選手が100本以上の本数を自主的に走りました。
こちらが終わりと言っても、
「まだやらせて下さい」の一点張り。笑
周りが止めろといっても止めない位の情熱を持って取り組み続けられる事は素晴らしい事だと思いますし、こういう選手が将来何かを成すのだろうと思います。
最終的に多くの選手が高め合い250~300本近くを走りました。
走りすぎです。笑
ただここで終わらないのが湯布院合宿!笑
最終種目は休憩をいれての40分間走。笑
さすがに走り切れるのは数名かなと思っていましたが、、、
彼らは誰一人脱落する事無くやり切りました!
子供の可能性は無限大です。
ついつい大人はこれぐらい頑張れたら良いよと先にある程度のゴールを与えてしまいます。
それによってその子が本当ならもっといけたはずなのに、そこで止めてしまう。
結果その子の可能性を小さくしてしまう。
『先に制限はかけない』
今回の合宿で小さな偉大な選手達に僕が深く教えてもらった学びです。
そしてもし皆がやり切ったらやろうと約束していた4年生以下対5年生のゲーム。
ゲームと聞くと少し回復するのかすぐにスパイクを履き始める選手達。笑
本当に素敵な選手達です!
そんな時に私が今回の合宿で一番感動した言葉が出ました。
ゲーム前に独り言のようにある3年生が言いました。
「この試合は先に勝つって決めよう」
多くの選手は出来るかな出来ないかなと揺れながら目指す事が普通だと思います。
しかし彼は先に欲しい結果をはっきりと決断したのです。
この考え方を3年生が自分で気付き取り組もうとする事は本当に素晴らしい事です。
残念ながら時間の都合上数分しかゲームは出来ませんでしたが、とても成長を感じられた瞬間でした。
ちなみにその彼は朝走った3年生の選手です。
僕らは子供達に教えているようで実は教えられる事ばかりです。
コーチと選手がお互いに高め合える素晴らしい関係が出来ています。
ただこれはお互いに情熱を持って直向きに頑張っているからこそできる事です!
こんな素敵な時間が過ごせるのも、日頃から子供達を温かく見守りながら、レガッテに向き合わせて頂いている保護者の皆様のお陰です。
本当にいつも有難う御座います!
まだまだ今年の夏休みはイベントがいくつもあります。
残りの時間も精一杯彼らの成長に貢献出来る様に努めてまいります。
土日含めて五日間子供達を送り出して頂いて本当に有難う御座いました!