ザ・プログレッシヴ デザイン ライトマン 最高責任者の山本です。

 守秘義務があるので詳細は書けませんが、現在 来年のスーパー耐久用のホイールを開発しています。

 当社で設計し、3Dモデルを作り、製造工場のFEM解析ソフトで強度解析をするのですが、ここでNGが出てしまいました。

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 しかも、工場の対策プランではスポークを30%も肉厚にする案がだされ、困惑する事態になってしまいました。

 しかし、私の経験上「そんなはずはないのだが・・・」との思いが強くあり、また、30%もの補強で増加する重量が、許容を超えていたこともあり、テスト用の試作ホイールを当初案で作製し、テストを行う事に決めたのです。

 もし、このテスト トライに失敗すると 数十万円の再テスト費用と数か月の時間をロスする事になり、クライアントにも迷惑をかけることになります。

 つまり、自分の経験値に基づく計算・設計か、コンピューターによる計算か・・という ある意味究極の選択判断になるわけで・・・

 ここでライトマン山本は自分を信じてしまいました。

 乗るかそるか・・・どうなることやら・・・結果が出ました。

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 結果は・・・山本の設計したものでテストをクリアしました。

 当然、JAWAの方針に沿った120%基準でのテストクリアです。

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 良かったです・・テスト合格の報を聞き、ホッ と一息つくとともに、コンピューターよりも、何より自分の計算が正しかったことが確認できたことが嬉しく、安堵した次第です。


 将棋やチェスの世界では、コンピューターやAIとの対戦がニュースになっていますが、今回の件を通して「まだまだ、コンピューターやAIには負けられないな!」と思いを強くいたしました。

 全世界の技術者の皆さん!

 コンピューターは確かに有益です。しかし、まだまだ人間の感性やアイディアは枯れたわけではありません。コンピューターを活用しながら、さらに人間の感性や感覚を磨き、創造物を発展させていきましょう。

 頑張りましょう!