時計の修理は本当に様々なパターンがあり、
状態を見てみないとどのような修理が必要か分からないもの。
今回はリューズが抜けたとのことで内部を見ると、
こんなパーツが破損していました。
これを見て何か分かれば修理のプロ(笑)
今回はマストタンクLMサイズのリューズが抜けたとのことで、
何となく予想はしていた修理でしたがまさにその通り。
こちらは「オシドリバネ」ですが、
左が破損したパーツで右側が交換用パーツ。
一目瞭然で右側の小さな楕円形のパーツが折れてなくなっています。
こうなるとリューズを押さえることができず抜けてしまいます。
こうなる主な原因はリューズが衣類などに引っ掛かり、
強い力が加わってリューズが抜けてパーツが破損する場合と、
経年によるパーツの摩耗で折れる場合があります。
ただ大半はリューズが引っ掛かったことが原因の場合。
こうなるとパーツを交換するしか方法が無いので、
弊社で購入された方のためにパーツをストックしており、
それを使って直します。
まぁお客様のためにパーツをストックしているので料金は無料です。
ここの修理は何度かチャレンジしたのですが、
オシドリに絡むパーツが上手くセットできないので、
最終的に職人さんにお願いしています(笑)。
自分の技術力の無さを呪います…。
一先ずはお預かりで1週間前後。
念のため他の不具合が無いかをチェックしてお客様へ返送です!