この連休が明けると7月も最終週。

街に出るたび、時代の変化を肌で感じています。

我らが快適創造企業レガーロがどんなに熱い心を燃やしても、中小企業一社では止めることのできない変化の波です。

この新しい波にどう乗るか。

僕たちが考えるべきはこの一点でしょう。

ここまで健闘してきた快適創造企業レガーロ。

2020年年頭には第22期に創業以来最高の売り上げを見込んでいました。

そこにきた新型コロナウィルスの影響。

5月6月には前年同月の売り上げを上回ることが叶わなかったのが事実です。

しかし、ピンチがチャンスなら、変化もチャンス。

新たに延長戦に入ったと考え、さらには新規創業なんだと捉えることにしました。

22年前にアパレル業界でレガーロを創業したときと現在とを比べると、まず実績と人脈が圧倒的に違います。

看板業界のなかでも有利な立ち位置にいることも確かです。

これだけのものを持っての創業だなんて、僕らはどれだけ恵まれているのでしょうか。

22年前の若造博くんにいってやりたいものです。

「どうだ、羨ましいだろう」

悔しがるでしょうね、変なおやじに威張られた、って。

快適創造企業レガーロの第22期はいま最後の四半期を迎えています。

気持ちとしてはいま書いたように新規創業なのですが、その意気を強くしてくれるのは、新しいお客様が順調に増えているという事実。

ターゲットとしている「500店舗以上展開する小売業」のお客様を次々に獲得しています。

僕を始め社員スタッフたちは、少し前まで地獄を見て、いま花を咲かせているのです。

時代の波をとらえることができたという手応えを感じないではいられません。

好結果を招いてくれたのは、やはり「看板ドック」でした。

新しいお店に看板を作るという仕事は、オープン日に合わせたスケジューリングが必要です。

当然お客様都合での進行になります。

いっぽう「看板ドック」の点検という仕事は、大枠今月中に実施します、というスケジューリング。

新しい看板の仕事の日程の合間にうまく埋めていけます。

つまり、僕ら都合で組めるのです。

「看板ドック」は時間にも労力にもロスが少なく、少人数で大きな売り上げを生み出せる、とてもありがたい仕事です。

新規の看板の制作だけだと、新規出店を見合わせる流れに影響を受けざるを得ませんが、「看板ドック」があるおかげで、影響を小さく食い止められます。

また、いまは多くの企業が「既存品の点検メンテナンス」に注力するようになりました。

高度経済成長時に作られた建物が軒並み築50年を迎え、老朽化が目立ってきているからです。

築50年なら僕と同い年なので「老朽化」とは寂しい言葉ですが、ビルは自分で補修延命はできませんからね。

まして近年の台風や大雨、そして地震の被害を考えれば、オーナーや管理者が安全第一の意識をもって、僕らのような点検をする業者に依頼をしなければなりません。

正直いって「看板ドック」を作ったときには点検をネタにして看板を売ろう、という気持ちがありました。

しかし、いまの流れにあっては「看板ドック」を施工する新会社を作ったつもりで、点検と補修延命に真摯に取り組んでいこうと思います。

快適創造企業レガーロ第22期を締めくくる夏、新しい波に乗って躍進します。