5月も半ばを過ぎました。

今年の新人君たちには、例年の新人以上のとまどいを覚える日々が続いているかも知れませんね。

しかし、新人が覚えるべきことやするべきことは、これまで通り変わりはないはず。

それぞれの会社のなかで、求められることに精一杯応えられるよう、謙虚な気持ちで頑張ってください。

先週先々週と、新人に限らず、時代の流れのなかで変わってきている上司と部下の関係と仕事のありかたについて書いてきました。

今回はまとめとして、僕の考えをお伝えしたいと思います。

以前の僕には、新入社員に対して対話過多の傾向がありました。

快適創造企業レガーロに早く馴染んで欲しい、早く仕事を覚えて自分のやりがいを見つけて欲しい、と前のめりになっていたのです。

まだそれが社会的にゆるされる時期であったとしても、少々熱すぎたことは否めません。

新入社員に引かれたことも一度ならず。

時代の流れを受けたことと、自分自身が内観して自己肯定を徹底するうちに、違うアプローチを試みることができるようになりました。

つまり、信頼関係の構築を最優先するということです。

信じられる社長になるためには、まず僕から社員を信じる。

信じていれば先に口出しはしなくなります。

「失敗とは何もしないこと」という快適創造企業レガーロのフィロソフィーに忠実に、僕自身が引いた位置から彼らを見守り続けました。

その結果は明らかでした。

社員が離職しなくなったのです。

現社員の職歴は、10年、5年、2年が二人。

いいバランスのチームになっています。

それぞれがここからギアチェンジしなくてはならないことを意識し、自ら仕事を見つけて取り組んでいます。

仕事はすべてチームワーク。

周りを活かしていかないと、自分を活かすことができません。

僕と社員たちの信頼関係と同じ重要度で社員同士の信頼関係も必要です。

切磋琢磨できるのも信頼あってこそ。

スポーツでも勉強でも、できる人間がまだできない人間に教えるのは難しいことが多いものです。

できる人間は自分のした努力を努力と思っていない場合もありますし、できなかった頃の自分を思い出せなかったりもする。

仕事でも、自立しているやつほどできない奴を面倒くさく感じるきらいがあります。

それはそれとして、ここはチームワークの場なんだ、周りを活かすことが自分を活かすことなんだ、と頭を切り替えられる人間であれと願っています。

新人や後輩の側からは、多少うざがられようと、またか、と渋い顔をされようと、食いついて聞いていく気概が必要ですね。

しつこく聞くことで先輩自身の力が発揮されるのですから。

僕に対してもそうして欲しい。

距離は自分から詰めてくれよ、と思っています。

お前は快適創造企業レガーロに昔からいるからチャンスをあげるよ、なんてことは僕はいいません。

経験年数に限らず、力ある奴を引き上げるつもりです。

僕から手をひっぱることはしない。

でも、ついてくる奴にはどんどん教える。

こない奴は置いていく。

最近復活したビリーにならって、ヒロシズ・ブートキャンブですね。

口は出さなくなったといいながら、どうやら中身は熱いままの僕。

それでもオジサンペースであることは間違いないので、社員には気を遣ってもらいつつ、全力前進していきます。

任せたいポジションはどんどん出てきているぞ、手を挙げた者勝ちだぞ、と念を押しておきましょう。

いまこそ新人たちへ③ これからの僕たちの関係