かれこれもう二か月。

連日の新型コロナウィルス報道に心落ち着かない日々が続いています。

みなさん、いかがお過ごしですか。

自分たちでできる予防策はいまのところ、うがい手洗いマスクの着用、人混みを避ける、体調がおもわしくないときは休む、休養を取って体力を維持する、など。

これらを徹底すれば予防効果を上げるに違いありませんが、心の予防はなかなかに難しい。

じつをいうと僕は1月下旬から2月まで、新型コロナウイルスの経済への影響のイメージに不安を覚えていました。

本来3月は繁忙期。

受注が始まる時期なのに、売り上げも減少傾向。

このまま止まってしまうのでは、と怖くなりました。

建築業界ではトイレや給湯器など中国製の資材や機器が入ってこなくなり、工事中断せざるを得ない現場も。

快適創造企業レガーロがお世話になっている飲食やホテル業界も苦しい状況。

これはほんとうに大変なことになるのでは、と不安募らせました。

稲盛和夫さんのおっしゃる「感性的な悩み」にすっかり取り込まれてしまっていたのです。

いちばん悩んではいけない悩みかたですよね。

こんなときはどうすればいいと稲盛塾長はおっしゃっていたんだっけ。

3月に入りようやく、このままではいけない、自分を立て直そうという気持ちになれました。

稲盛和夫塾長は「不況時にするべきこと」を5箇条にまとめてくださっています。

1. 従業員との絆を強くする

2. あらゆる経費を削減していく

3. トップ自ら営業の最前線に出ていく

4. 新製品、新商品の開発に努める

5. ありとあらゆる創意工夫に努める

そう、目に見えないもので悩んでいてもしょうがない。

目の前で起きている現象を見て、落ち着いてやるべきことを粛々とやろう。

そう思いました。

これまでも、1と2と4はやっていました。

1の「従業員との絆」は、これまでの社員とパートタイムに加えて在宅勤務スタッフを採用。

僕自身とそれぞれとの信頼関係、社員スタッフ間の信頼関係を構築してきました

2のあらゆる経費の削減もしっかりとやってきました。

4の新商品は「看板ドック」とそこから続く補修延命ですね。

ここにも書いてきた通り、調子のいいとき悪いときに関わらず全力で取り組んできました。

5か条のなかで、これまでで足りなかったのは3と5ですね。

3は元来営業職である僕にとってはパワーを解き放つフェイズ。

最前線復帰で頑張ります。

5の「ありとあらゆる創意工夫」はたしかに足りていなかったと思います。

「創意工夫」はしていても「ありとあらゆる」まではいっていませんでした。

稲盛塾長のおっしゃる「ありとあらゆる創意工夫」は僕たちの想像を超えているはずです。

やりきった上にまだまだやれる域がある。

それを信じて務めます。

感性的な悩みを脱して、目の前のやるべきことを粛々と。

予防対策を十分にしながら、ここしばらくを力を合わせて乗りきりましょう。

稲盛和夫塾長の「五箇条の対策」