グルベローヴァのソプラノリサイタルを聴きに行ってきました。
もう20年ほど前になりますが、仲良くしていただいていた声楽の方(故人になられてしまったけれど。)に連れられて、リサイタルとオペラ「椿姫」に行ったことがあります。
それ以来なので本当に久しぶりでした。
その声楽の先生はグルベローヴァを絶賛されていて、何枚もCDを貸していただいたり。
ピアノだけの世界にいるとオペラを観に行こう!!とまでなかなか思えないのですよね。。
そのとき聴いた「椿姫」のアリアに背筋がゾゾーッ(←感動で)としたのを覚えています。
グルベローヴァ、何年か前にもうリサイタルはしないというお話があったそうで・・
昨日はステージに登場されると、演奏前なのにもう歓声が上がっていました。
リサイタルの最初はなんとなく不安定な感じでしたが、演目が進むにつれ素晴らしさが増して、こんな弱音があるのかというほどの声(極弱音でも2階席で目の前にいるように届く!!)の中での伸縮自在さに驚きます。
「弱音でも まとまって遠くまで届く音(声)」をずっと覚えておいて、
ピアノを弾いていて困ったときに自分のひきだしからその声のイメージを出せればいいなぁなどと思いながら聴いていました。
ピアニストと共に本当にステージを楽しんでいるのが伝わってくるリサイタル、
観客からも「お帰りなさ〜い!!」の声、
会場の熱気ごと楽しんできました
沢山のアンコールの最後に「さくら さくら」、とても幻想的でした。
♪ ♪ ♪
さて、そんな昨日と打って変わり本日は自分の本番でした (;^_^A
「たくさんした練習がお守りなんだよ〜」
と、小さい生徒さんに言っている手前、本番前日のお出かけは非常に後ろめたくもあり。。
ステップなのだから、コンクールではないし!と思っていても、その日が近づくにつれて「余計な心配」が寄ってきます。
ここ1週間は暗譜の確認をモグラたたきのようにしていました。
(本日もあらぬところからモグラ出没。。)
暗譜の心配ばかりしていると、本来の「音楽すること」がどこか遠くにいってしまいますね。
アドバイサーの先生方、講評を沢山書いてくださっていて勉強になりました。
今日の洗礼を受けて、また1歩ずつ進んでいきたいと思います。
2月の発表会、今日の曲にしようか?もっと聴きやすい親しみのある曲にしようか?考え中です