脳卒中の患者様で、このような臨床症状は見られませんか?
・座位をとらせたとき、顔面が正面を向いていない
・口唇部周囲の緊張が低い
・軽度の嚥下障害が認められる
・頸部の筋緊張が亢進している
頭部・顔面部と脊柱(体幹)は、非常に密接に関係しています。
脊椎動物として、人間はこれまで驚くべき発達を遂げてきました。
そのなかでも、
「捕食・咀嚼・嚥下・発声」
という機能発達の過程で頸部~肩甲帯周囲が横紋筋に分化したこと。
とりわけ捕食のため、口を定位に保持する必要性が高まり、
前庭感覚・頸部筋の固有感覚の機能発達が顕著です。
ホムンクルスでも、顔面部、とくに口唇周囲はその局在範囲が広範ですね。
脳卒中患者様の多くは、正中線・重心線とその認識にずれが生じています。
口唇周囲からのアプローチを取り入れることで、
顔面(口唇部)と脊柱(体幹)の協調性、自己認識の改善に繋がります。
正中線の認識に変化が生じると、座位や立位の姿勢・バランス面の
改善につながることはイメージがつきますよね?
頸部や体幹の姿勢筋緊張の調整も自律的に促されやすくなります。
つまり、体軸の形成が姿勢筋緊張やバランスに影響するということです。
顔面筋へのアプローチは、急性期から維持期まで介入が可能です。
皆様にも、臨床に取り入れていただき、
アプローチの幅を広げていただきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
疾患別運動療法の基礎理論 ~脳卒中~
7月21日 東京
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