【体軸を臨床に活かした報告】~筋・骨格以外の要素を臨床にどう落とし込むか?~ | リハビリテーションに関わる人の体軸理論

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【体軸を臨床に活かした報告】

~筋・骨格以外の要素を臨床にどう落とし込むか?~

【 診断名 】  
頚椎症性神経根症

主訴:頸部~左上肢にかけてのしびれ感

頸部右側屈、右回旋時の伸張痛(NRS6/10)




【 評価 】
・スパーリングテスト、ジャクソンテスト、Adson test 、Wright test 、 Eden test:全て陰性、深部腱反射正常、触覚左右差なし

・頸部右側屈25°、右回旋30°

・下肢内転位での側屈では伸張痛軽減、下肢外転位で伸張痛やや増悪 
     
・骨盤に対し上部体幹が左に偏位し、右肩甲帯は下制し、頸部は左側屈位のアライメントを呈していた。
     
・仕事はデスクワークが中心で脚を組む癖がある(左がいつも上側になる)。



【アプローチ】
①左腸腰筋のリリース(調和のタッチにて)
        
②左斜角筋のリリース(調和のタッチにて)
        
③左三焦経の井穴とTh2の棘突起をコンタクトし調和



【結果】
①により頸部右側屈、右回旋時の伸張痛軽減 
NRS:6/10 → 3/10 
右側屈:25°→ 35° 、 痺れはあまり変化なし。
        

②により痺れ感軽減(8割程度の改善あり)
        

③頸部右側屈、右回旋時の伸張痛軽減
NRS:3/10 → 0/10 違和感+  
右側屈:35 → 40° 、右回旋:30 → 45°
      

 
【考察】
今回のケースでは深前線の筋膜ライン上、特に腸腰筋からの緊張が斜角筋の過剰な緊張を惹起し、上記の主訴を生じさせていたと推測する。        

腸腰筋の過緊張を抑制することで、②の斜角筋の緊張が落ちやすくなり、短時間で痺れを改善させることが出来た。
        
また、斜角筋とともに側屈・回旋を制限していた僧帽筋は調和のタッチで緊張を抑制してもすぐにまた緊張してしまう為、僧帽筋を通る三焦経のラインの問題を考え、経絡のアプローチを試みたところ症状の改善がみられた。

筋や骨の階層では取り切れない症状はより上位の階層の影響を受けていることを実感することが出来た。



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筋・骨格へのアプローチで解決されない場合、それ以外の問題との関係からアプローチをして症状が改善された症例検討でした。


受講生の方、お疲れ様でした。



※今回は、「体軸をリハビリ技術に活かすセミナー」に参加されている方の症例検討を掲載させて頂きました。

※症例検討は、提出者、患者様に了承を得た上で掲載させて頂いております。




最後までお読みいただきありがとうございました。

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