こっくりさん(母の体験談) | キジトラミケ

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うちのにゃんこは キジトラミックス
名前は・・・・

怪談話を思い出したところで

こっくりさんの話を。。。

よくテレビでやってる五円玉でやるものではありません

りふっぴの実母はもう他界していません

とても霊感の強い女性だったようです


母が若い頃
近所にすむ従姉妹と
当たるからと頼まれてこっくりさんを呼んだそうです

母は漁師の娘で
家は浜から少し離れた 場所にあって

家の前には函館本線の踏み切りがあって
その踏み切りの横に小さなお稲荷さんがあったそうです

私が遊びに行ってた頃は無かったのですがね

漁師だから
明日の漁とか 船のことを御伺いしてたらしい

母は呼ぶのが嫌だったって言ってた。
呼んだ後 頭痛がひどくて体調がすごく悪くなる

窓を開け

紙にいろはを書き
真ん中に揚げをおき
三本の箸を結び 二人が一つずつ持つ
残りの箸が文字を示すらしい

グイグイ動く

って。


ある日、父親が鯨ばかりがない
どこを探してもない

そこで
こっくりさんにお願いしたら

押し入れの中

すぐ見たら 本当にあったんだって。



ある日のこと

呼んだら

御伺いしないうちに

「犬  呼んだな」


外にでると 近所の犬が離れていたそう。


また
ある日は

「火  怖いから 帰る」

と、帰ってしまった

火怖いって なんだろねと 話していたら
すぐそばで 小火騒動があった



母がこっくりさんを止めた時


母と従姉妹の二人で呼ぶこっくりさん
とてもよく当たったそうで


誰かが聞いてはいけないことを訊ねてしまった

「とても良く当たってありがたい
   どちらからお出でになられました?」


油揚げでもお供えしようと聞いたのだろう

「すぐ近く」



「線路の脇」



!!!!

「いつも見ている」



!!!!!

「○○子 嫁に欲しい」



みんな 顔を見合わせたって。

家の側のお稲荷さんが、、、


「申し訳ないが嫁には出せない」


それから母は頼まれても
二度とやらなかったって。

こっくりさんが示した名前は
母の名前はだったのだから。


もしも
お稲荷さんの元へ行っていたら


神隠しのように姿を消すか

実家の方の
工藤さんみたいに(霊能者でTVに出る人ね)
霊能力者になっていたかも!?

そうなっていれば
私はいないな


母は本当に霊感が強かったのだと思う


姉が聞いた最後の言葉

「バスの時間見でけろ」

バスでどごさ行くのさ

「おめ、はぁ帰れ
   なのごとしろ
   わぁ
    御釈迦様に会いに行くして」



入院中の母

方言まんまです

バスの時間見てちょうだい

バスで何処にいくの?

あなたはもう帰りな
自分の事をしなさい
私は御釈迦様に会いに行くから

私に訃報が届いたのは
その会話の数時間後 夜中の3時頃でした

多分  ナースがラウンドで見つけたのだと思う


御釈迦様が来てくれたのか

一人っきりで逝ったのか

死に目には会えなかった



他にも話はあるけど
また次に、、


*地元は松山ケンイチの出身地同じ むつです