新幹線に乗るのは2回目。
1度目は私が中学2年の時
母がコツコツ貯めたお金で弟と3人で
夢の国へ連れて行ってくれた。
何度も入り乱れるホームを間違え
バダバタしながらも
夢の国〜原宿〜竹下通り〜有楽町
当時流行ってた
なめ猫のステッカーを弟と目を丸くしながら
買いあさった
ホテルへ帰ると部屋の電話が鳴った
父からだった
酒癖が悪くギャンブル狂い〜
毎月給料日には夫婦喧嘩
市住の近所に響き渡るような大声で叫びまくる
両親
幼かった私は震える弟を守る事しか出来なかった
毎日毎日なんで自分はこんなに可哀想なんだと
夜泣けて泣けて仕方なかった日々。
私達を守る為、母は私が中学に上がる前、破産宣告をし離婚。
離婚後も時々父からの連絡があったが
嫌で嫌で仕方なかった。声も聞きたくなかった。
なのに何故東京のホテルにまで電話が!
旅に出る前日、母に明日会いたいと父がら連絡があったそう。明日がら子供達を連れて東京へ行く事を話したが、ホテルまでは教えなかったと。
父は電話帳で1つずつかけていったとのこと。
ますます父が大嫌いになった。
電話の向こうで お父さんも行けなくてゴメンよ〜
楽しいか?美味しいもの食べてくるんだぞ〜
呑気な声に吐き気さえ感じた。
弟は電話にでるのは嫌だと言い、もう寝ていると嘘をつき電話を切った。
東京まで来て眠れない夜になってしまった。