おとといの夜から昨日の日中まで
食事を取っていなかったので
犬の散歩中に倒れそうになりました。

ゆっくり一歩ずつ
歯を食いしばりながら
歩いていたら

普段全然いうことを聞かない犬も
何かを察してか
ゆっくり横を歩いてくれました。


この子がいなかったら私は
こんな風に冷静ではいられなかったと思います。


誰かと一緒にいることが
命を世界と繋ぐのかもしれません。

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一人で寝るのが辛くて
昔は夫のいない夜が来るのが怖くて
気が狂いそうでした。


でも今はクイーンベッドの真ん中で広々と
犬とのんびり寝ています。  



きっと最後の時は悲しくて辛くて
また死にたくなるのかもしれないけど

今は冷静にそれを考えないようにして
着々と一人で生きて行く準備をしています。



以前夫が出て行った時
(夫は過去に何度家出をしたんだろう)

私は薬局を巡ってとある薬を大量に購入し
自殺の準備をしたことがありました。


向精神薬の類では
死ねないことは自分の体で実験済みでしたから
わざわざ薬を買いに行きました。


練炭とヘリウムガスも注文していたのですが
なかなか届かなかったので
また薬に走りました。



愛犬を誰かが見つけてくれるまで
なんとか食事ができるように
夜中にホームセンターに行って
自動餌やり機を購入し

その日はいつもより沢山ドッグフードをあげて
私は薬を飲みました。



それで死ねるか半信半疑でしたが
もうどうなっても良かったんです。 
 
私はその類の薬を一錠でも飲むと
全身に蕁麻疹が出るアレルギーがあるので
尚更自分には効くであろうと思いました。 




一箱全て飲んで
もう一箱飲もうとした時

この子の生涯に責任を持つんだと決めて
この子をもらってきたこと。

幸せになるように、幸と名付けたこと。

臆病で警戒心が強く
私にしか懐かないことを思い出して



生まれて初めて
自分の喉の奥に手を突っ込み
無理矢理薬を吐き出しました。


薬を吐き出すように
正気を取り戻したのは初めてでした。




私が今こうして
なんとか正気で気丈にいられるのは

今は一人ではなく
生き物がそばにいてくれるからだと思います。




何かを失った時
本当に自分が必要なものが見えてきました。



わがままで気分屋で
ベタベタされることを嫌う
我が家の柴犬のことを

どんなに経済的に苦しくなっても
手放さずに守ろうと思います。



私にはもう一人
ゲートキーパーがいました。

この子がいてくれたらきっとちゃんと
生き直せると思います。



自殺することばかり
考えてきた人生でしたが

最近やっと
確かコンサータを飲んだ頃から
死にたい気持ちにならなくなりました。


汚い仕事でも
人の嫌がる仕事でもいいから
ちゃんと働いて
社会の目立たないところでひっそりでいいから
行きていこうと思うようになりました。


上流階級を相手に
背伸びして働いてきたことが
最近ではバカバカしくなって

かっこ悪くありのまま生きたらいいと
思うようになりました。




今死にたいほど苦しい人が
もしこのブログを読んでくれたら
生きてみてほしいです。

死にたいほどの辛い経験は
いつかきっと自分の強さの源になります。