私は幼い頃から眠ることが難しくて
昼寝などをしない子供でした。
修学旅行などでみんなと外泊するときも
最後まで眠れないのはいつも私でした。
大人になっても不眠は治らず、
出張が多く、寝床が変わるとますます眠れなくなりました。(自宅でも入眠は非常に苦手ですが、枕が変わると輪をかけて眠れなくなります。)
不眠の問題は仕事に多大な悪影響を及ぼし、
疲れれば疲れるほど眠れないという有様で
いつもフラフラな体で働いていました。
頓服用の強い薬とメラトニンのサプリメントをちゃんぽんでドカドカ飲んで
それでもなかなか寝付けず
明け方4時ごろにやっと眠れたかと思いきや
起きなければならない6時になると
今度は薬が残って
フラフラなのをなんとか隠しながら
歯を食いしばってアリナミンを飲んで働く
という感じでした。
睡眠薬もいろいろ試しましたが
まずどの医者も必ず出してくる
マイスリーなんて
私にとってはただのラムネでしかなくて
ハルシオン
デパス
レンドルミン
サイレース
ベルソムラ
など、一通り試しましたが全て効果はなく、
やはりただのラムネでしかありませんでした。
一時期、夫にマッサージをしてもらうと薬などよりもよっぽど眠りの効果があることに気がついて、夫に毎晩のようにマッサージをしてもらっていましたが
当然ながら、仕事で疲れている夫の不満が溜まって、だんだんやってもらえなくなりました…
いっときは寝ながら瞑想的なことをすると、自力で眠れるようになったんですが、
仕事をするようになって、生活に刺激が増えるようになってから、なかなか瞑想がうまくできなくなり、また眠れなくなりました。
最近
病院を変えたり先生が変わったりしていくうちに
レスリン
という薬を試すことになったんですが
この薬、私の不眠症に効果てきめん!でした
この薬は基本的には抗うつ薬であり、
入眠剤としてではなく
中途覚醒を防ぐ目的で処方されたため
始めはレスリン(トラゾドン)を夕食後に飲むようにと指示されていました。
しかし夕食後の片付けを終えた後、
さあお風呂に入ろうというタイミングで
レスリンが効いてきて
立っているのが難しいほど
フラフラになってしまい、
お風呂で髪を洗う力もわかないくらい
ヘロヘロになってしまうため
今では
就寝直前に飲むようにしています。
薬剤師さんに
「この薬はすごく強いですよね?」
と、尋ねるたびに
的を得ないような回答しか得られないので
どうやら私と他の人のこの薬の効き方は
異なるようだなぁと思っています。
毎晩夜になると
今夜は眠れるだろうかと
不安な気持ちになることが多かったのですが
ここひと月程は
このお薬のおかげで
ベッドに入るのが怖くなくなりました。
発達障害で睡眠薬の効果が
表れにくいという方は
ほかに降圧薬も
睡眠に役立つとかなんとか
聞いたことがあります。
自力で眠れたり鬱が軽減されたり集中力が持続するのが一番良いけれど、
そのための意思をコントロールする力さえない時も多いので
自分にあった薬をお守りとして見つけておくと
生きていくのが少し楽になりますね!