発達障害関連の本で
アスパーガールという本を読んだことがあります。

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私は読みたい本が図書館で借りられない場合は
アマゾンで高くても買って
読み終わると大抵すぐに
アマゾンで売ってしまうので

今はもうこの本は手元にないんですが
(きっと今頃とあるアスパーガールの手元でお役に立っていますね)


この本で唯一、そしてとても印象に残っている内容があって

そのことを書きたくて珍しく
リンクなど貼ってみました。



それは
橋を叩き割る
という言葉です。




もう二度と向こう側には戻れないように
橋を叩き割ってしまう


人間関係に関して
発達障害の人がよくやってしまうことについて
こんな絶妙な言葉はないな

と感じて、大変心に残っています。






私はこれまで数々の橋を叩き割ってきました。





大学の友達たち



新卒で働いた企業の同期たち



数々の元恋人




とにかく沢山たくさんの人たちとの縁を
一瞬にして崩壊させてきました。




この本を読んで
橋を叩き割るというのが
発達障害の人にありがちなことだと
自覚することができてからは


だいぶ橋を
守ることができるようになりました。





昔、特に友達が減ったのが結婚式。


私は結婚式に対する価値観が
普通の人とかなり違っています。



一生に一度の晴れ舞台

というのが一般的な女子の考えで
花嫁さんはこの日のためにせっせと準備に励む大切な時間だと思いますが





私にとっては真面目な話


お金と時間をかなり消費してしまうイベント
大人の贅沢なお遊戯会
他人を拘束する面倒な慣習


としか捉えられません…



今は知識としては
大切に扱わなくてはならないと常識だけはわかっていますので、結婚式に呼ばれた時にはきちんと振舞っているつもりです。



でも。昔は結婚式の価値と意義がわからなくて

招待状が届いても
なんとも思わず「欠席」してしまったし

ドタキャンしたり

花嫁たちの心を踏みにじって
友達を失ってきました。




二次会の幹事を頼まれても
男性側の幹事とソリが合わなくて幹事をやめて
結婚式も欠席することもありました。





これをやったらおしまい

というところが心底真剣にわからなかったし、



後先なんかどうでもいい!
とにかく今ムカついてるんだよ!

という強い衝動を爆発させて
もうお前なんかいらない、
とばかりに橋を叩き割ってきました。




おかげで、私の人生が
いかに暗く辛く孤独で理解され難いものだったか
ご想像いただけると思います。






私は今回、同窓会の幹事になりました。

すんごいしんどかったです。



昨日無事になんとか当日を迎えて
同窓会にも顔を出すことができましたが、

幹事の準備は意外にも大変で
幹事同士で意見がぶつかることも多く

何度も幹事をやめたいという衝動に駆られたし


当日の朝も
原因不明の鉛のような体の重さで
本気で辛くて

同窓会を欠席したくてたまりませんでした。




でも高校の友達は
私にとって「最後の橋」でした。


たかが同窓会の幹事くらいの責任も
果たせないようになったら
友達からの信頼を失ってしまう


ここで行かなければ
また橋が壊れてしまう



ここで責任を果たさなければ
もう私に帰れる場所がなくなってしまう気がして




フローリングの上で寝転がった状態でなんとか化粧をして、

適当に洋服を身につけて

2県またいで同窓会へ
無事にいってまいりました







もー無理!
むかつく!
疲れた!
やめたい!
死にたい!




そんな気持ちになったら

「橋を叩き割る」のお話を思い出しましょう。



ここで今
橋を壊してしまったら
向こう側に渡りたくなっても
もう二度と渡れなくなるかもしれない



一瞬でもそのことを思い出すと
破壊的な行動を
グッと抑えやすくなります。




それにしてもコンサータ、
頭痛がすごいです。

休薬日でも頭がいたい〜
お薬との付き合い方は悩ましいものです。